いつも飲んでいるビール、造っている現場を見たことはありますか?名古屋市西区の醸造施設「ワイマーケットブルーイング名古屋西」では、月に一度だけ、製造の裏側に入れる「ワイマの工場見学」が開かれています。開催は毎月第4土曜、90分で2,500円(税込)。麦芽やホップに触れる座学から始まり、タンクが並ぶ醸造室を歩き、仕上げはできたて3種の飲み比べという、ビール好きにはたまらない構成です。編集部が実際に参加してきました。

名古屋初のクラフトビール醸造所がひらく月1回のツアー

ワイマーケットブルーイング(Y.MARKET BREWING)は、2014年に名駅・柳橋で生まれた名古屋市内初のクラフトビール醸造所。2018年、生産量の拡大にあわせて西区に開設したのが、この名古屋西です。倉庫街に突然あらわれるピンク×オレンジのアートウォールと黄色い扉が入口の目印。缶ビールの製造ラインもここにあります。
ツアーは定員10名の少人数制・先着順。この日のガイドは、なんとワイマーケットブルーイング代表の山本さん本人でした(日程により、ふだん現場でビールを仕込んでいる醸造スタッフが担当することもあるそうです)。つくり手その人に聞けるから、質問への答えがとにかく具体的。「なぜこの色になるのか」「なぜこの香りがするのか」を、その場でモノを見ながら教えてもらえます。
まずは座学。麦芽をかじり、ホップの香りを確かめる

カウンターに置かれるのは、透明カップに入った原料サンプル。淡色のペールモルト、真っ黒な黒モルト、そして「Motueka」「Mosaic」と品種名の書かれた緑のホップペレットです。手に取って香りを嗅ぐと、ビールを口にする前から個性の違いがわかります。使い分けるモルトは常時十数種類。この組み合わせが、あの多彩なラインナップを生んでいるわけです。

ホップの扱いには特に驚かされました。香りが飛ばないよう真空パックしたまま冷凍庫で眠らせているそうで、ストッカーから取り出した実物を見せてもらえます。飲む人には決して見えない、こういう地道な手間の一つひとつがグラスの中の味になっている——そう思うと、次の一杯の見え方が変わります。
タンクの並ぶ醸造室から、樽がひしめく貯蔵庫へ

座学のあとは、いよいよ醸造エリアの中へ。天井まで届く発酵タンクの列の間を歩きながら、仕込み〜発酵〜缶詰めの流れを追いかけます。タンクに下がった仕込み日の管理札、床を走る送液ホース、付箋がびっしり貼られたホップの在庫ボード。働く現場そのものを見られるのが、このツアーの醍醐味です。

圧巻だったのが、Y.MARKETのロゴ入り樽で埋め尽くされた貯蔵庫。ここから名古屋市内の直営店へ、そして全国へとビールが出荷されていきます。
ごほうびの3種飲み比べ。「もう一杯」が止まらない
ラストは待ちに待った試飲タイム。冒頭の写真のように、黄金色・琥珀色・濁りオレンジと、色からして違う3杯が並びます。ワイマーケットブルーイングの合言葉は「ドリンカビリティ」=気づけばもう一杯頼みたくなる飲みやすさ。定番人気「ルプリンネクター」のフルーティーさは、ふだんビールを飲まない人にこそ試してほしい味でした。じっくり派にはイングリッシュエールの「ジャカランダ」がおすすめです。
帰りはタップルームと缶ビールのお土産を(土日12:00〜18:00)

施設併設のタップルームは土日の12:00〜18:00に営業(生産スケジュールにより臨時変更あり)。おつまみの持ち込みができるゆるさも魅力で、見学後にそのまま樽生を楽しむ参加者も多いそう。ショーケースには「THIRD EYE IPA」をはじめ缶ビールがずらり。買い物だけの立ち寄りも歓迎で、その際も駐車場が使えます。
行き方:上小田井駅南口から徒歩約18分、名駅からバスも
電車なら名鉄犬山線・地下鉄鶴舞線「上小田井駅」南口から徒歩約18分(約1.3km)。交差点「木前町」の信号を渡って左へ進めば、例のアートウォールが見えてきます。道順は公式Instagramのアクセス動画がわかりやすいので、初訪問ならスマホ片手にどうぞ。
名古屋駅からは市バス〈名駅26〉平田住宅行で「平田中学校」下車というルートも。車派には駐車場があります。試飲やタップルームでビールを楽しむ方は、公共交通機関を使うか、ハンドルキーパーと一緒に来てくださいね。
予約は先着順。次回開催は8月22日(土)
「ワイマの工場見学」は毎月第4土曜 11:00〜12:30、参加費2,500円(税込・3種試飲つき)の事前予約制(先着順)です。直近の開催は2026年8月29日(土)。申し込みは公式予約サイト(Reserva)から。施設の詳細は公式サイトの名古屋西ページにまとまっています。
ワイマーケットブルーイングをもっと知りたい方は、栄の直営店を紹介したCRAFTBEER KEG NAGOYAの記事や、愛知県産ホップの収穫イベント「真夏のホップ狩り2026」の記事もあわせてどうぞ。
よくある質問(FAQ)
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ワイマの工場見学は当日参加できますか?
できません。予約サイト(Reserva)からの事前予約制・先着順です。定員10名の少人数制のため、早めの予約がおすすめです。
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参加費2,500円で何ができますか?
約90分で、原料に触れる座学、醸造設備の見学、できたてクラフトビール3種の試飲まで体験できます(税込)。
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次はいつ開催されますか?
毎月第4土曜の11:00〜12:30開催で、直近は2026年8月29日(土)です。最新の日程は予約サイトでご確認ください。
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電車や車でのアクセス方法は?
名鉄犬山線・地下鉄鶴舞線の上小田井駅南口から徒歩約18分です。名古屋駅からは市バス〈名駅26〉平田住宅行「平田中学校」下車でも行けます。駐車場もあります。
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見学の日以外にビールを楽しむ方法はありますか?
併設タップルームが土日12:00〜18:00に営業しており、樽生ビールを楽しめます。おつまみ持ち込み可。缶ビールの購入だけの立ち寄りもできます。
施設情報
| 施設名 | ワイマーケットブルーイング名古屋西 |
| 住所 | 〒452-0834 愛知県名古屋市西区木前町64 |
| 電話 | 052-908-0758 |
| タップルーム | 土日 12:00〜18:00(生産スケジュールにより臨時変更あり) |
| 工場見学 | 「ワイマの工場見学」毎月第4土曜 11:00〜12:30/2,500円(税込・3種試飲つき)/要予約・先着順 |
| 予約 | Reserva予約ページ |
| アクセス | 上小田井駅南口から徒歩約18分/市バス〈名駅26〉「平田中学校」下車 |
| 駐車場 | あり(購入のみの利用でも駐車可) |
| 公式サイト | 「ワイマの工場見学」当日の流れ・アクセス完全ガイド |
| 地図 | Googleマップで見る |
※本記事の情報は2026年8月時点のものです。開催日・料金・営業時間は変更になる場合がありますので、最新情報は公式サイト・予約ページをご確認ください。写真提供:ワイマーケットブルーイング。お酒は20歳になってから。飲酒運転は法律で禁止されています。