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イマーシブジャーニー名古屋「印象派画家と過ごす夜」体験レポ!1874年のパリを印象派の画家たちの仲間入りをして歩く、あっという間の45分【栄・スカイル】

栄のスカイル10階にあるVR体験施設「イマーシブジャーニー 名古屋(IMMERSIVE JOURNEY)」で、1874年のパリに入り込む「Tonight with the Impressionists PARIS 1874 -印象派画家と過ごす夜-」を体験してきました。

「IMMERSIVE JOURNEY」のロゴサインとRECEPTIONカウンター、モネ・モリゾ・ルノワールを映すモニター
受付カウンター。モニターにはモネ、モリゾ、ルノワールの姿

ゴーグルを着けた最初の数分は、視界をすべて覆われて少し怖さもあります。ところが慣れてくると、モネやルノワールが生きた印象派の世界にどんどん引き込まれ、45分があっという間でした。正直、こんなに映像の世界の中に没入できるとは思っていませんでした。

すぐ近くの名古屋市美術館では、11月29日(日)まで特別展「ゴッホの跳ね橋と印象派の画家たち」を開催中。VRで画家たちの出発点をたどってから本物の絵を見る、はしごの楽しみ方もあわせて紹介します。

スカイル10階へ上がるエスカレーターの先に「印象派画家と過ごす夜」と「ホライゾン・オブ・クフ」のポスターが並ぶ
スカイル10階へ。エスカレーターを上がると2作品のポスターが見える

受付から体験開始まで

会場はスカイルの10階。エスカレーターを上がると、「印象派画家と過ごす夜」と「ホライゾン・オブ・クフ」のポスターが並び、その先に「イマーシブジャーニー」の受付カウンターがあります。

受付ではまず、体験できない条件に当てはまらないかの確認と、同意書の記入があります。注意事項を読んでチェックを入れ、署名します。

そのあとスタッフから説明があります。全体で約60分かかること、体験中は水分補給もトイレも行けないこと、スマートフォンとスマートウォッチは持ち込めるが電波の影響でエラーが起きやすいので機内モードにすること、ゴーグルを着けている間は撮影できないこと、前後に撮るときもほかのお客さんやスタッフの顔は写さないこと。危険だとスタッフが判断した場合は体験を中断することもあると案内されます。

受付のそばにある荷物用の白いロッカーと傘立て
荷物はロッカーへ。傘立てもある

荷物はロッカーに入れて手ぶらになります。待合のモニターには作品の時代背景を紹介する映像が流れていて、順番を待つあいだに1874年のパリの予習ができます。

ラウンジのモニターに映る「印象派画家と過ごす夜」の一場面と「風景画家の連中がいるかと思ったのに」の字幕
ラウンジのモニターに流れる作品の一場面

VRゴーグルを付けても周りの人が白い人影として表示されます。近くに人影が来たら距離を取ること、困ったら手を挙げること、具合が悪くなったら自分でヘッドセットを外してその場で退席すること、画面が急に暗くなるのは場面転換なので慌てないこと。そして、映像の中に見える椅子や机、壁には実際には触れられないので体重をかけないこと。ここまで聞いて、いよいよゴーグルです。

ゴーグルの装着

体験で使うVRヘッドセット。正面に場内を認識するカメラが付いている
体験で使うヘッドセット。正面のカメラで場内を認識する

ヘッドセットは係員が後頭部のダイヤルで締め具合を調整してくれます。正面には場内を認識するカメラが付いていて、手でふさいだり大きく揺らしたりしないよう注意がありました。両手で持って目の位置に合わせ、目の前に見えるアルファベットでピントを確認したら準備完了です。

1874年4月15日、夜8時のパリへ

物語の始まりは1874年4月15日、夜8時のパリ。カピュシーヌ大通りにあった写真家ナダールの旧スタジオで、約30人の画家が165点の作品を並べた「第1回印象派展」が開かれた夜です。

ゴーグルを着けてまず流れるのはガイダンスです。青く見えるエリアが歩ける範囲、赤いラインが出たらそこに柱や壁があるという合図。足元に出る数字や明るくなった方向へ進めば、自然と次の場面へ導かれます。このガイダンスが終わると、いよいよ印象派の世界に入ります。

壁に印象派の絵が飾られた19世紀パリの展示室で、男性たちが絵を眺めているVR作品の一場面
「印象派画家と過ごす夜」の一場面 © Excurio – GEDEON Experiences – Musée d’Orsay

映像の中には案内役の女性がいて、進む方向を教えてくれます。最初は怖いのですが、歩き出すとどんどん世界に入り込んでいきました。360度どこを見ても19世紀のパリ。目の前で伝説的な画家たちが臨場感たっぷりに会話を繰り広げ、ルノワールとドガの掛け合いを聞きながら、自分もその時代の展覧会に参加しているような気分になります。

画家たちは自分の絵について語ってくれます。気がつくと、本物の美術館を回るように壁の絵を一枚ずつ眺めていました。絵に詳しくなくても、画家たちの世界に入り、彼らの時代を一緒に過ごす没入感があるので、十分に楽しめます。

体験を終えてゴーグルを外した瞬間の感想は「あっという間」。45分たっぷり遊んだはずなのに、もっといたいと思うほどでした。1度目は世界観に驚きっぱなしでした。あの場面をもっと見たい、あれはどうなっているんだろうと、2度目、3度目とリピートしたくなります。

モネは梶裕貴さん、ドガは子安武人さん。豪華な声優陣

画家たちの声は、人気声優がそろっています。クロード・モネ役の梶裕貴さん、エドガー・ドガ役の子安武人さんをはじめ、聞き覚えのある声が目の前で語りかけてくるので、画家たちの世界により入り込めます。

役声優
クロード・モネ梶裕貴さん
オーギュスト・ルノワール神尾晋一郎さん
エドガー・ドガ子安武人さん
カミーユ・ピサロ櫻井孝宏さん
ポール・セザンヌ浪川大輔さん
ローズ伊駒ゆりえさん

当時の服装や街並みは、オルセー美術館のキュレーター、アンヌ・ロビンス氏とシルヴィ・パトリ氏の監修のもとで3Dで再現されています。もう一つの作品「ホライゾン・オブ・クフ」と制作会社は同じですが、こちらはオルセー美術館の監修が入っているのが特徴です。

体験エリアの正体は、白黒の模様の平らな床

体験エリアは、床も壁も柱も白と黒の模様で覆われた広い空間でした。ゴーグルのカメラがこの模様を読み取って、自分が今どこにいるかを認識しているそうです。

VRゴーグルを着けて両手を前に伸ばす3人。白と黒の模様で覆われたイマーシブジャーニー名古屋の体験エリア
体験エリア。ゴーグルの中ではここが1874年のパリになる

驚いたのは、坂道を歩いた場面も、細い道を進んだ場面も、実際の床はただ平らだということ。スタッフの方によると、全部錯覚なのだそうです。歩くルートも、エジプトと印象派ではシナリオによって変わります。

体験エリアの柱に「非常出口」の表示。壁と床は同じ白黒の模様
床も壁も柱も同じ白黒の模様。坂道も段差もない

体験後はラウンジと物販コーナーへ

体験エリアを出ると、青いソファのラウンジがあります。モニターには作品の一場面が流れていて、ゴーグルの中で見た画家たちの姿をあらためて眺められます。

体験後に休める青いソファとモニターのあるラウンジ
体験後にひと息つけるラウンジ

物販コーナーには、モネやドガ、ルノワールの絵柄のポストカードやグッズが並びます。体験の余韻のまま、気に入った絵を1枚持ち帰るのも楽しみ方の一つです。

モネやドガ、ルノワールの絵柄のポストカードやグッズが並ぶ物販コーナー
印象派の絵柄のポストカードやグッズ

隣には「ホライゾン・オブ・クフ」のバステトやアヌビスのキャラクターグッズも。こちらは古代エジプトの作品を体験した人向けです。

バステトやアヌビスのキャラクターグッズが並ぶ「ホライゾン・オブ・クフ」の物販コーナー
「ホライゾン・オブ・クフ」のキャラクターグッズ

名古屋市美術館「ゴッホの跳ね橋と印象派の画家たち」とあわせて

白川公園の名古屋市美術館では、11月29日(日)まで特別展「ゴッホの跳ね橋と印象派の画家たち ヴァルラフ=リヒャルツ美術館所蔵」が開かれています。ドイツ・ケルンのヴァルラフ=リヒャルツ美術館・コルブー財団のコレクションから70点が並び、ゴッホの《跳ね橋》は名古屋初公開です。

展覧会には、モネ、ルノワール、ピサロ、セザンヌといった、VRの中で出会った画家たちの作品も並びます。VRで1874年の展覧会の空気を感じたあとに本物の絵を見ると、画家たちが何を目指していたのかが前よりも身近に感じられるはずです。

  • 会期:2026年9月19日(土)~11月29日(日)
  • 開館時間:9:30~17:00、金曜日は20:00まで(入場は閉館の30分前まで)
  • 休館日:月曜日(11月23日(月・祝)は開館)
  • 観覧料:一般1,900円、高大生1,000円、中学生以下無料
  • アクセス:地下鉄東山線・鶴舞線「伏見」駅5番出口から南へ徒歩8分

伏見駅から栄駅までは地下鉄東山線で1駅。平日なら美術館のあと16時以降にイマーシブジャーニーへ行けば、下で紹介する「アフター4」特別割引も使えます。美術館が20時まで開く金曜日は、先にVRを体験して夜に美術館へ回る順番もできます(イマーシブジャーニーの最終入場は19時)。

11月13日まで「アフター4」特別割引、12月には3作目も

イマーシブジャーニーでは、期間限定の「アフター4」特別割引キャンペーンを実施中です。11月13日(金)までの平日(土日祝と11月2日(月)を除く)の16時以降の回が、1人3,500円(通常4,000円)になります。対象は公式LINEアカウントを友だち登録した人で、前売チケットも販売中です。団体(グループ)割引との併用不可。

さらに12月には、3作目となる新コンテンツ「ザ シークレット オブ ザ ピラミッド ビルダーズ ピラミッド建造者の秘密」の常設公開が決まっています。古代エジプト、印象派に続く3本目の旅も楽しみです。

体験の前に知っておきたいこと

  • 料金(1人・税込):一般(1~3人)平日4,000円・土日祝5,000円、グループ(4人以上)平日3,800円・土日祝4,500円
  • 所要時間:約60分(体験約45分+説明・準備約15分)。体験中は水分補給もトイレも行けない
  • 対象年齢:8歳以上(12歳以下は13~69歳の同行、70歳以上は16~69歳の付き添いが必要)
  • チケット:公式サイトから予約サイト「アソビュー」で購入。当日券は受付で先着順(数に限りあり)
  • 持ち物:荷物はロッカーへ。スマートフォンとスマートウォッチは機内モードに
  • 撮影:体験の前後は館内で撮影できる。ゴーグルを着けている間は不可。ほかのお客さんやスタッフの顔は写さない

よくある質問(FAQ)

  • VRは初めてでも大丈夫?怖くない?

    ゴーグルを着けた最初の数分は視界をすべて覆われて少し怖さがありますが、最初に流れるガイダンスで歩ける範囲や合図を覚えると、すぐに慣れました。困ったときはその場で手を挙げればスタッフが来てくれます。体調が悪くなったら自分でヘッドセットを外して、その場で退席できます。

  • 所要時間はどれくらい?

    受付から終了まで約60分です。ゴーグルの中の体験が約45分で、その前に同意書の記入、アバターの作成、ゴーグルの装着があります。体験中は水分補給もトイレも行けないので、入る前に済ませておきます。

  • 料金はいくら?割引はある?

    3人までの一般チケットは1人あたり平日4,000円、土日祝5,000円(税込)です。4人以上のグループチケットは平日3,800円、土日祝4,500円。2026年10月19日(月)から11月13日(金)までの平日(11月2日を除く)は、16時以降の回が期間限定「アフター4」特別割引キャンペーンで1人3,500円(通常4,000円)になります。公式LINEの友だち登録が条件で、団体(グループ)割引との併用はできません。

  • スマートフォンや荷物はどうする?

    荷物は受付のそばのロッカーに預けて手ぶらで入ります。スマートフォンとスマートウォッチは持ち込めますが、電波の影響でエラーが起きやすくなるため、機内モードにするよう案内されます。

  • 写真は撮れる?

    体験の前後なら館内で撮影できますが、ゴーグルを着けている体験中は撮影できません。ほかのお客さんやスタッフの顔は写さないよう案内があります。

  • 絵に詳しくなくても楽しめる?

    楽しめます。画家たちが自分の絵について語り、ルノワールとドガが掛け合いをするなど、物語を追ううちに自然と絵を眺めてしまう作りです。モネやルノワールなど登場する画家の作品は、近くの名古屋市美術館のゴッホ展にも並んでいます。

施設情報

項目内容
名称イマーシブジャーニー 名古屋(IMMERSIVE JOURNEY)
住所名古屋市中区栄3-4-5 スカイル10階
アクセス地下鉄東山線・名城線「栄」駅、名鉄瀬戸線「栄町」駅。サカエチカ7番出口すぐ
地図Googleマップで見る
営業時間10:00~20:00(最終入場19:00)
休業日スカイルの休館日に準じる
体験作品Tonight with the Impressionists PARIS 1874 -印象派画家と過ごす夜-/ホライゾン・オブ・クフ
料金(1人・税込)一般(1~3人)平日4,000円・土日祝5,000円/グループ(4人以上)平日3,800円・土日祝4,500円
対象年齢8歳以上
所要時間約60分(体験約45分+説明・準備約15分)
チケット公式サイトから予約サイト「アソビュー」で購入。当日券は受付で販売(数に限りあり)
運営株式会社名鉄インプレス、株式会社CinemaLeap
公式サイトイマーシブジャーニー 名古屋 公式サイト

※掲載情報は取材時(2026年10月26日)のものです。料金や営業日は変わる場合があるため、お出かけの前に公式サイトで最新の情報を確認してください。※作品画像提供:株式会社名鉄インプレス

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