名古屋(中部国際空港セントレア)からベトナムへ行くなら、候補に入るのがベトナム航空。2026年10月22日、ベトナム航空の機内見学会と機内食の試食イベントに参加し、名古屋発の便で提供しているビジネスクラスの機内食をフルコースで試食しました。駐機中の2機の機内見学や、セントレアの免税店の案内もありました。
ベトナム航空は2026年10月、食の国際的な賞「ワールド・カリナリー・アワーズ2026」で「World’s Best Culinary Airline(世界最高の機内食の航空会社)」に選ばれたばかり。アジアの航空会社が選ばれたのは初めてです。
この記事では、和食・洋食から選べるビジネスクラスのコースを中心に、機内やセントレアの様子も紹介します。

ビジネスクラスの機内食を試食。名古屋エアケータリングで作る和食と洋食
機内食の試食会は、セントレア島内にある名古屋エアケータリングで開かれました。名古屋エアケータリングは名鉄グループの会社で、中部国際空港に就航する国際線の機内食を作っています。名古屋発のベトナム航空の機内食も、ここで作られています。
試食したのは、名古屋発のハノイ行き(VN349)とホーチミン行き(VN343)のビジネスクラスで、2026年9〜10月に出している昼食です。名古屋で作るため、和食のメインに愛知県の「奥三河鶏」を使うなど、食材にもこだわっています。
メインは和食2種類・洋食2種類の計4種類から選べます。ハラールやベジタリアンなどの特別食もあります。
| 種類 | メイン料理 |
|---|---|
| 和食1 | 奥三河鶏の白味噌焼き 吹き寄せ風 |
| 和食2 | 赤魚の粕漬け焼きと野菜の煮物 |
| 洋食1 | 豚肉のソテー ブルーチーズソース |
| 洋食2 | 牛ヒレ肉の黒胡椒炒め |
※2026年9〜10月のメニューです。時期によって替わります。
最初に3種のアミューズ・ブーシュ
和食・洋食とも、最初に一口サイズのアミューズ・ブーシュが3種類出てきます。鴨の燻製とピクルスの串、ピンクペッパーをのせた豚肉のリエット、いくらをのせたカニサラダのタルトです。笹の葉を敷いた盛り付けで、最初から気分が上がります。

和食は前菜・小鉢・メイン・ご飯・味噌汁のコース
筆者は和食の魚を選びました。アミューズのあとに前菜、続いてメイン、ご飯、味噌汁が出てきます。
前菜は、秋刀魚の蒲焼き、銀杏の松葉刺し、鶏の八幡巻き、薩摩芋の甘露煮など、秋の食材を少しずつ盛り合わせたもの。豚肉・山くらげ・椎茸の胡麻酢和えや、海老の黄身揚げ煮、小松菜と焼き椎茸の煮浸しといった小鉢と、香の物も付きます。
メインの赤魚の粕漬け焼きには、銀あんが添えられています。薩摩芋の甘露煮、ほうれん草の煮浸し、しめじ、紅葉の形の人参を合わせた、秋らしい一皿です。ご飯は黒ごまをのせた白ご飯で、味噌汁と一緒にいただきました。


もう1つの和食は、奥三河鶏の白味噌焼きです。しめじ、紅葉の形の人参、絹さや、栗、銀杏を、秋の吹き寄せ風に盛り付けています。

洋食は生ハムの前菜とサラダ、メインはポークかビーフ
洋食は、アミューズのあとに前菜とサラダが出ます。前菜は、生ハムとメロン、鶏と魚のテリーヌ、アボカドとポテトのサラダの盛り合わせ。サラダには柚子醤油のドレッシングが付きます。

きのこのスープもあります。

メインはポークかビーフから選びます。ポークは、豚肉のソテーにブルーチーズのソースをかけ、サフランの香りのマッシュポテトを添えたもの。

ビーフは牛ヒレ肉の黒胡椒炒めで、ジャスミンライスの炒めご飯と野菜炒めが付きます。

洋食にはパンが付き、試食会では4種類が並びました。

最後はチーズやフルーツ、アイスとコーヒー
食事のあとには、チーズ、クラッカー、フルーツ、スイーツも用意されています。チーズはカマンベール、エメンタール、ブルーチーズ、レッドチェダーの4種類。フルーツはパイナップル、キウイ、りんご、メロン、オレンジ。スイーツはキャラメルケーキや抹茶のケーキ、季節の和菓子です。

最後は、ベリーソースを添えたバニラアイスとコーヒー。

前菜からデザートまで品数が多く、まるでラグジュアリーなレストランのようなどれも美味しい食事で大変満足でした。
エコノミークラスでも機内食が付く
LCC(格安航空会社)は機内食が有料のことが多いですが、ベトナム航空はエコノミークラスでも機内食が運賃に含まれています。
エコノミークラスの機内食もおいしいです。筆者が7月に名古屋からハノイへ乗ったときは、牛丼に茶そばやパンが付くセットで、とてもおいしかったのを覚えています。

ベトナム航空の評判が良い3つのポイント
ベトナム航空は、世界の航空会社ランキングにおいて高い評価を得ています。
- 世界最高の機内食の航空会社に選出:2026年10月の「ワールド・カリナリー・アワーズ」で受賞しました。シンガポール航空やカタール航空などを抑え、アジアの航空会社で初めて選ばれています。ベトナム各地の郷土料理と世界の料理を組み合わせ、路線や季節でメニューを変えているのが特徴です。
- APEXの「5スター航空会社」:航空旅客体験協会(APEX)から、2025年の5スター航空会社に認定されました。
- 2024年の「世界の航空会社トップ20」:航空会社の評価サイト「AirlineRatings.com」で選ばれました。
定員200人ほどの2機の機内を見学
機内見学会は朝8時、セントレアのベトナム航空チェックインカウンター前に集合しました。旅行のときと同じ手荷物検査を受けて制限エリアに入り、駐機中の機体に乗り込みました。見学したのは、エアバスA321neo(機体番号VN-A625)などの2機です。どちらも定員200人ほどの中小型機で、通路が1本の機体です。

ビジネスクラスは、ベージュの革張りシートが通路を挟んで2席ずつ並びます。座席は幅が広く、前後の間隔もゆったり。足を乗せるレッグレストと大きめのクッションも付いています。シートにはベトナム航空のシンボルの蓮(ハス)の花の模様が入っています。


エコノミークラスは、青いシートが通路を挟んで3席ずつ並びます。ヘッドレストにはロゴ入りの白いカバーが掛けられていて、清潔感がありました。


なお、冬ダイヤの間、名古屋〜ハノイ線で使用する大型機のエアバスA350は、ビジネス・エコノミーの2クラス制です。ビジネスクラスは、ほぼ水平に倒れるフルフラットシートになります。※機材が変更になる場合があります。

大型機のエアバスA350は、エコノミークラスの座席にも個人用モニターが付いています。7月に乗ったときは、映画を見たり食事をしたりしているうちにハノイに着きました。

セントレアの出発エリア:9月に新しくなった免税店とお店
機内見学のあとは、セントレア第1ターミナルの国際線出発待合エリアを歩きながら、お店の特徴を説明してもらいました。
コスメと香水の免税店が9月10日にリニューアル
3階の国際線出発待合エリアにある免税店は、2026年9月10日に「Centrair Duty Free COSMETICS & FRAGRANCES」としてリニューアルオープンしました。新しく18ブランドが入り、取り扱いは63ブランドになりました。営業時間は7時15分から22時15分までです。
コスメや香水の人気ブランドが新しく入りました。リニューアルに合わせて、日本を感じる香りを紹介する企画「Scent of Japan」も始まりました。

お菓子やお酒の免税店、日本酒の試飲も
定番のお菓子やお酒、たばこがそろう「Centrair Duty Free」もあります。

「空乃酒蔵(そらのさかぐら)」は日本酒の免税店で、試飲ができます。

出発前の食事とひと休み
出発前の食事には、和食の「海膳空膳(うみぜん そらぜん)」があります。とんかつ御膳やうどん、ラーメンなど、日本の味を食べてから出発できます。
また、芝生風のマットにテーブルといすを置いた、仕事やくつろぐのにぴったりなスペースもあります。

名古屋からハノイ・ホーチミンへ直行便。朝に出て昼すぎに着く
ベトナム航空は、ベトナムを代表する航空会社(ナショナルフラッグキャリア)です。航空連合「スカイチーム」に加盟していて、日本路線は2024年に就航30周年を迎えました。名古屋からは、首都ハノイと南部の大都市ホーチミンへ直行便が出ています。
2026年10月25日から2027年3月27日までの冬ダイヤは次のとおりです。
| 路線 | 運航日 | 名古屋発・現地着 | 現地発・名古屋着 | 主な機材 |
|---|---|---|---|---|
| ハノイ線(VN349/VN348) | 毎日 | 9:30発・13:10着 | 0:25発・6:30着 | エアバスA350(一部A321) |
| ホーチミン線(VN343/VN342) | 月・水・木・土・日 | 9:00発・13:05着 | 0:20発・7:35着 | エアバスA321 |
※時刻は現地時間です。ベトナムは日本より2時間遅れています。ハノイ線は、2026年10月27日〜2027年2月26日の火・金曜と、3月1日〜27日の毎日がA321での運航です。(状況により変更になる場合があります)
名古屋を朝に出て、現地にはお昼すぎに着きます。着いた日から観光できるのがうれしいところです。帰りは現地を深夜に出て、名古屋に朝着きます。深夜の出発なので、1日を観光に使えるのも大きなポイント。
預け荷物も運賃に含まれています。2026年4月29日以降に発券・変更した航空券では、名古屋〜ハノイ線のA350便はエコノミーが23kgを2個まで、A321便と名古屋〜ホーチミン線は23kgを1個まで無料です。

ベトナム航空のビジネスクラスはこんな人におすすめ
エコノミーでも機内食と預け荷物が付くベトナム航空ですが、ちょっとリッチな旅をしたいならビジネスクラスも選べます。
- 移動の時間も楽しみたい人:アミューズからデザートまで、コース料理をゆっくり味わえます。
- 荷物が多い人:無料の預け荷物は1個32kgまで。名古屋〜ハノイ線のA350便なら2個まで預けられます。
- 空港でスムーズに手続きしたい人:セントレアのチェックインカウンターには、ビジネスクラス用のカウンターがあります。
- 出発前にラウンジでくつろぎたい人:セントレアでは、プラザ・プレミアム・ラウンジがベトナム航空の利用対象のラウンジです。
- 機内でしっかり休みたい人:名古屋〜ハノイ線のA350便は、ビジネスクラスがフルフラットシートです。
定期的にベトナム航空はキャンペーンを行っているので、タイミングをあわせて予約するとお得にチケットを買うことができます。
まとめ:名古屋からベトナムへ行くなら、ベトナム航空も候補に
試食会の最後には、ベトナムの観光情報を紹介するプレゼンもありました。機内見学、セントレアの見学、ビジネスクラスの食事と、大満足の1日でした。
コロナ禍で落ち込んだ海外旅行ですが、今は日本からベトナムへ旅行する人が増えています。名古屋からはハノイとホーチミンへ直行便が出ています。ベトナムに行きたいとき、ちょっとリッチな旅をしたいときは、ベトナム航空を選んでみてはいかがでしょうか。
あわせて読みたい:名古屋発ベトナム航空でハノイへ!価格・機内食・手荷物体験レポ【中部国際空港セントレア】
よくある質問(FAQ)
-
ベトナム航空のビジネスクラスの機内食は、どこで作っていますか?
名古屋発の便は、セントレア島内の名古屋エアケータリングが作っています。2026年9〜10月のメニューでは、和食2種類・洋食2種類の計4種類からメインを選べます。
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ベトナム航空の機内食は評価が高いのですか?
はい。ベトナム航空は2026年10月、食の国際的な賞「ワールド・カリナリー・アワーズ2026」で「世界最高の機内食の航空会社」に選ばれました。アジアの航空会社が選ばれたのは初めてです。
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ベトナム航空のエコノミークラスでも機内食は出ますか?
はい。機内食は運賃に含まれていて、追加料金はかかりません。メニューは路線や時期によって替わります。
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名古屋からベトナム航空の直行便はどこへ飛んでいますか?
ハノイとホーチミンです。2026年10月25日からの冬ダイヤでは、ハノイ線(VN349)が毎日9時30分発、ホーチミン線(VN343)が月・水・木・土・日曜の9時発です。
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名古屋発着のベトナム航空は、荷物を何個まで無料で預けられますか?
2026年4月29日以降に発券・変更した航空券では、名古屋〜ハノイ線のA350便はエコノミーが23kgを2個、ビジネスクラスが32kgを2個までです。A321便と名古屋〜ホーチミン線は、エコノミーが23kgを1個、ビジネスクラスが32kgを1個です。運賃の種類によって変わることがあるので、予約のときに確認してください。
ベトナム航空 名古屋発の直行便の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 航空会社 | ベトナム航空(Vietnam Airlines) |
| 航空連合 | スカイチーム |
| 名古屋発の路線 | ハノイ(毎日)、ホーチミン(月・水・木・土・日)※2026年10月25日〜2027年3月27日の冬ダイヤ |
| 出発空港 | 中部国際空港セントレア 第1ターミナル |
| 地図 | Googleマップで見る |
| 公式サイト | ベトナム航空 公式サイト |
※掲載情報は取材時(2026年10月22日)のものです。運航スケジュール、手荷物の規定、機内食のメニューは変わることがあります。ご利用の際は公式サイトで確認してください。取材協力・一部画像提供:ベトナム航空