名古屋・栄のセントラルパーク地下街に、2026年10月29日(木)、「土鍋ごはん×とんかつ CHITAKA(チタカ)」がオープンします。1988年に始まった「とんかつ知多家」を、新しいブランドとして生まれ変わらせたお店です。
運営するのは、北名古屋市に本社を置くチタカ・インターナショナル・フーズ。「ビアガーデンマイアミ」や、ケンタッキーフライドチキン、ミスタードーナツのフランチャイズでも知られる会社です。オープンに際して、代表取締役社長の角 嘉一郎(すみ かいちろう)さんにインタビューを行いました。アメリカと台湾での経験、そしてCHITAKAに込めた思いを聞きました。

明治35年創業。ビアガーデンからフランチャイズへ
チタカ・インターナショナル・フーズの始まりは1902年(明治35年)。酒類の小売店「知多屋嘉助商店」として創業しました。
1963年には、名古屋駅前の大名古屋ビルヂングの屋上に「ビアガーデンマイアミ」を開きます。1970年にはアメリカ・ビバリーヒルズに鉄板焼きの「ベニハナ」をフランチャイズで出店。1972年にミスタードーナツ、1977年にケンタッキーフライドチキンのフランチャイズを始めました。
そして1988年、自社ブランドの「とんかつ知多家」の1号店を、名古屋市昭和区の山手通に開きました。
アメリカの大学でホテル・レストラン経営を学ぶ
角社長は明治学院大学を卒業したあと、アメリカのポール・スミス大学でホテルとレストランの経営を学びました。1987年に入社しています。
アメリカで心に残っているのが、カリフォルニアのレストランでのことです。イタリアンと日本料理、カリフォルニア料理を合わせた高級店でした。ウェイターは受け持つテーブルが決まっていて、2人で「100ドル強ぐらいで食べたいな」というお客さんには、肉と魚のどちらがいいか、ワインはどうするかを聞きながら、予算に収まるように料理を組み立てていたといいます。
アメリカのレストランはチップ制ですが、角社長は「それをもっと超越して、お客様に満足してもらいたいということをすごく思ってるんですよ」と語ります。
2003年から台湾へ。「効率的」な暮らしに学ぶ
チタカは1988年に「台湾知多家」を設立し、台湾でもとんかつの店を広げてきました。台湾に出たばかりのころは火を通した料理が中心で、とんかつに添える千切りキャベツも、なかなか受け入れてもらえなかったそうです。
角社長が台湾に赴任したのは2003年からです。
台湾の暮らしで感じたのは、「すごく効率的なんです」ということでした。たとえばバス停では、乗りたい人が手を挙げないと、降りる人がいないバスは止まらずに通り過ぎます。誰も乗らないのに止まる無駄をなくす仕組みです。「そういうのを誰も教えてくれないんですよ」。暮らしながら、一つひとつ自分で気づいていったといいます。
こうした台湾での経験は、CHITAKAの運営やノウハウにも活かされています。安全に、早く、おいしく料理を出す仕組みもその一つです。CHITAKAでは、誰が揚げてもきちんと揚げられる機材を導入し、ごはんも大盛り・普通・小盛りを盛り分けられる機械を取り入れました。誰も乗らないのにバスが止まる無駄をなくすのと同じように、店でもロスを減らす工夫をしています。
台湾のバスが、乗る人が自分で手を挙げることで成り立っているように、CHITAKAでもお客さんに少しだけ参加してもらいます。注文は、スマートフォンでQRコードを読み込むセルフオーダーです。また、「ロースかつ御膳〈豆皿仕立て〉」では、料理をただ食べるだけではなく、様々なお惣菜や調味料をとんかつとごはんに組み合わせて、自分の好きな味を見つけることができます。

「とんかつ知多家」を「CHITAKA」へ
発表会のあいさつで、角社長は会社のいまの方針を「オリジナルブランドをもう一度しっかりと育てていく」と説明しました。暮らし方も、お客さんが求めるものも大きく変わってきました。目指すのは「長く続くことだけでなくて、これからも先に選ばれ続けること」です。ブランドをそのまま残すのではなく、その本質を次の時代へつなぐ必要があると話します。

CHITAKAでは、肉の手切りやパン粉付けといった知多家の製法を受け継ぎながら、DX化にも取り組んでいます。また、これまでのフランチャイズで積み重ねてきたノウハウを集めたのが、このお店だといいます。
ごはんは、角社長も京都の店を訪ねたという「京都・八代目儀兵衛」のお米を土鍋で炊きます。「土鍋ご飯にして、お米をもっとおいしくしようね」という考えから生まれた組み合わせです。CHITAKAは、将来のフランチャイズ展開も視野に入れた、次の世代の店のモデルと位置づけられています。

1号店に栄のセントラルパークを選んだ理由
1号店に選んだのは、地下鉄の栄駅と久屋大通駅をつなぐセントラルパーク地下街です。角社長が求めたのは、「気軽に来てもらって、テイクアウトも出るような立地」でした。セントラルパークなら、昼にお弁当やおむすびを買ってもらうこともできます。CHITAKAは、街中に店を出していく最初の一歩となるお店です。

食べ終わったら「ここで活力が出た」と思える店に
最後に、お客さんにどんな体験をしてほしいかを聞きました。角社長が挙げたのは、会社の経営理念にある「食を通じて社会に貢献し続ける」「ホスピタリティインダストリーを目指し続ける」という言葉です。
角社長は、CHITAKAを、休んで活力を取り戻し、また日常へ戻っていける場所にしたいと考えています。目指すのは、お客さんが「本当に満足されて、ここで食べて、すごく活力が得たなっていうふうに思われて、また来たいな」と感じてくれる店です。
スタッフには、おいしいものはもちろんのこと、おもてなしでも「本当に満足されて活力が得たな」と思ってもらえる店をつくってほしいと語りました。
120年以上続く会社が、38年育ててきた「とんかつ知多家」を、土鍋ごはんと豆皿の「CHITAKA」として生まれ変わらせました。積み重ねてきた経験やノウハウ、アメリカで学んだおもてなし、台湾で見た効率のよさを胸に、角社長は栄から新しいとんかつの店を広げていきたいと考えています。
あわせて読みたい:とんかつ知多家の新ブランド「CHITAKA」が10/29栄セントラルパークにオープン!土鍋ごはんと豆皿で味わうロースかつ御膳1,680円を試食【名古屋・栄】
よくある質問(FAQ)
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CHITAKAはどんなお店?
1988年に始まった「とんかつ知多家」を、新しいブランドとして生まれ変わらせたとんかつ店です。「京都・八代目儀兵衛」のお米を使った土鍋ごはんと、ごはんのおともを盛った豆皿を組み合わせています。1号店は2026年10月29日(木)、名古屋・栄のセントラルパーク地下街にオープンします。
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角嘉一郎社長はどんな人?
チタカ・インターナショナル・フーズの代表取締役社長です。明治学院大学を卒業後、アメリカのポール・スミス大学でホテル・レストラン経営を学び、1987年に入社しました。2003年から台湾知多家の展開のため台湾に赴任し、2018年に社長に就きました。
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とんかつ知多家とCHITAKAの違いは?
肉の手切りやパン粉付けなど、知多家の製法を受け継いでいます。新しいのは、ごはんを土鍋で炊き、豆皿で味を変えながら食べられるようにしたところです。
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なぜ栄のセントラルパークに出店した?
角社長が求めたのは、人通りが多く、気軽に来てもらえて、テイクアウトも出る立地です。昼にはお弁当や土鍋ごはんのおむすびも買ってもらえる場所として、セントラルパーク地下街を選びました。
角嘉一郎社長のプロフィール
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | 角 嘉一郎(すみ かいちろう) |
| 肩書き | チタカ・インターナショナル・フーズ株式会社 代表取締役社長 |
| 経歴 | 明治学院大学を卒業後、アメリカのポール・スミス大学でホテル・レストラン経営を専攻。1987年入社。2003年から台湾知多家の展開のため台湾に赴任。2018年に社長に就任 |
お店の情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 店名 | 土鍋ごはん×とんかつ CHITAKA(チタカ) |
| オープン | 2026年10月29日(木)11:00 |
| 住所 | 名古屋市中区錦3-15-13 セントラルパーク地下街B1(26番区画) |
| 営業時間 | 月〜土 11:00〜21:30/日・祝 11:00〜20:30(ラストオーダーは閉店30分前) |
| @chitaka_2026 | |
| 運営 | チタカ・インターナショナル・フーズ株式会社(本社・愛知県北名古屋市) |
※この記事は、2026年10月27日に行ったインタビューと、同日のメディア向け発表会での角社長のあいさつをもとにしています。発言は本人の言葉のままで、口ぐせのみ省いています。※土鍋ごはんの画像提供:チタカ・インターナショナル・フーズ株式会社