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神戸浩さん・つボイノリオさんインタビュー|「自分も応援に行きますから」「完璧な人っていないんですよ」聖火を走った俳優と、駆けつけた半世紀来の師匠【アジアパラ2026】

10月17日(土)、名城公園(名古屋市北区)で行われたアジアパラ競技大会の聖火リレー。名古屋市出身の俳優・神戸浩さんが、トーチを手に公園の中を走りました。

走り終えた神戸さんのもとには、半世紀来の付き合いだというラジオパーソナリティーのつボイノリオさんが応援に駆けつけていました。神戸さんが「大好きな師匠」と呼ぶつボイさんにも同席してもらい、2人そろって話を聞きました。

インタビューに答える神戸浩さんとつボイノリオさん
左がつボイノリオさん、右が神戸浩さん
名前神戸浩(かんべ・ひろし)さん
生まれ1963年5月28日、名古屋市出身
経歴俳優。1982年に劇団プロジェクト・ナビに参加。『無能の人』(1991年)で報知映画賞最優秀助演男優賞、『学校II』で日本アカデミー賞優秀助演男優賞。『男はつらいよ』『たそがれ清兵衛』『母べえ』など山田洋次監督の作品に多く出演
聖火リレー10月17日・名城公園(ランナー)
名前つボイノリオさん
生まれ愛知県一宮市出身
経歴ラジオパーソナリティー。CBCラジオ「つボイノリオの聞けば聞くほど」(月〜金曜 9:00〜11:55)パーソナリティー
この日神戸さんの応援に名城公園へ
前のランナーから聖火を受け取る神戸浩さん
前のランナーからトーチへ火を受け取る神戸さん

「大好きな師匠なんです」「断ったからこそ、こういうふうになった」

――どういうきっかけでお知り合いになられたんですか。

神戸:大好きな師匠なんです。

つボイ:弟子にしてくださいと言ったんで、僕は「あかん」と。「君のような人間はこの業界は向かんぞ」と言って追い返したら、私より大きくなっちゃった(笑)山田洋次ファミリーの一員になっちゃったんですよ。だから、私だから命の恩人。私の弟子にいたら、こんなふうにならんかったと。断ったからこそ、こういうふうになったわけです。

――そうだったんですね。

神戸:違いますよ(笑)。

つボイ:ほんとや(笑)。

――もう何十年のお付き合いになるのですか。

神戸:中学のときから。今、63だから。

――半世紀くらいのお付き合いという感じなんですね。

つボイ:そうだと思います。

神戸:ラジオに明後日も出してもらいます。みんなみんな「つボイノリオの聞けば聞くほど」に出たい出たいって言うけど、なんか毎回呼んでくれて嬉しいです。

つボイ:いやいや、なかなかね、これだけの人物を呼ぶというのはありがたい。こっちこそありがたいことですから。

神戸浩さんとの関係を語るつボイノリオさん

つボイさんがパーソナリティーを務めるのは、CBCラジオ「つボイノリオの聞けば聞くほど」(月〜金曜 9:00〜11:55)。小高直子CBCアナウンサーとの名コンビで、放送開始30周年を迎えた長寿番組です。神戸さんによると、取材の明後日にあたる10月19日(月)の放送に出演する予定だそうです(出演日や内容は状況によって変更になる場合があります)。

つボイさん「寅さんにも会って、吉永さんにも会ったり、ええなあと思ってますね」

――今回、神戸さんが聖火リレーを走られると聞いて、つボイさんはいかがでしたか。

つボイ:いやいや、こういうところで晴れなる舞台に出るということは、例えば山田洋次の映画に出ることと同じように、「こういうところに出るか」というのは。話ちょっとそれますけどね、この間、長野県の、とある小学校跡に行ってまいりまして、『母べえ』の。『母べえ』というね、吉永小百合さんのあの映画にも出てるんですよ、この人は。

――名作中の名作ですよね。

つボイ:そうなんですよ。だからね、寅さんにも会って、吉永さんにも会ったり、ええなあと思ってますね。なかなか会えん人にずいぶん会ってますからね。

神戸:山田洋次監督とつボイノリオさんが可愛がってくれるもんで嬉しいです(笑)

火を受け取り、前のランナーとトーチを掲げる神戸浩さん
火を受け取り、2本のトーチを掲げる

神戸さん「走り終わったら、なんだ、もう終わりかって」

――実際に今日走ってみていかがでしたか。

神戸:毎晩毎晩お稽古してたんですけど、走れないと思ったんですけど。当日しか(トーチを)持っちゃいけないって言われて。で、持ったら重たいのね。(トーチは)2キロ弱とか1.7キロとか言われてて、ペットボトル500の1本持ってお稽古してたんだけど、それ以上に重たいもんでね。だけど走れたもんで良かったのかな。走り終わったら、「なんだ、もう終わりか」って。

つボイ:僕ら、中学の時に、東京オリンピックで友達が聖火で走ったんですよ。すごいなと思って。で、この間の東京オリンピックやら、いろいろこういう晴れがましいところで、すごいなと思ったら、神戸ちゃんが走るというのでね。これはすごいことやなと。

神戸:私は運動が嫌いなの(笑)小田凱人さんは好きだけどね。

そばには、この日の聖火リレーを走り終えたパラ・パワーリフティング日本代表の大堂秀樹さんもいて、神戸さんが「大堂さんね、有名な人。大堂さん、すごい人やわ」と名前を挙げる場面もありました。

手を振る神戸浩さん

神戸さん「自分も応援に行きますから」

――アジアパラをこれから見に来る人へ、神戸さんから何かメッセージとか伝えたいことはありますか。

神戸:健常者も障害者も一緒で頑張ってるんだから、一週間で終わるんじゃなくて、もっともっと(やってほしい)。で、人気の見るやつはあるんだけど、それ以外はなんか数が少ない、観客が少ないから、皆さん見に来てください。自分も応援に行きますから。小田凱人さん、頑張れー!

インタビューに答える神戸浩さん

つボイ:嬉しい。小田凱人くんは、僕と同じ一宮の出身ですのでね。だから、それは嬉しい限りですよ。一宮の誇りです。

つボイさん「みんな完璧な人っていないんですよ」

――つボイさんから、最後に一言いただけますか。

つボイ:本当に皆さんね、みんな完璧な人っていないんですよ。どっか体が劣っていたり、例えば私で言うならば、緑内障で視力が劣っていたりとか、100メートル10秒で走れませんし。だけど、みんなそういうふうなんだけど、それでも諦めないで頑張ってるというアスリートの方はすごいなと。普通、「もうダメかな」と諦める。そんなことはない。まだいくらでも能力は、人間ってあるんだなと。悪いところも至らんところもありますよ、誰でも。だけども、残ってるところで「やるぞ」という、そういう意識というのは、僕は本当に見習わないかんなというふうに思いました。

名城公園の聖火リレーを走ったランナーたちと、応援に来たつボイノリオさんの集合写真
ランナーたちとつボイさん(中央)

――ありがとうございました。


まるで兄弟のような神戸さんとつボイさん。ラジオのような軽快なやりとりがそのまま聞こえてくるような時間でした。アジアパラ競技大会は18日(日)に開幕します。

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よくある質問(FAQ)

  • 神戸浩さんはアジアパラの聖火リレーでどこを走りましたか?

    2026年10月17日(土)、名城公園(名古屋市北区)で行われた聖火リレーのランナーとして走りました。毎晩500mlのペットボトルを持って練習していたそうですが、本番のトーチはそれ以上に重かったと話しています。

  • 神戸浩さんとつボイノリオさんはどんな関係ですか?

    神戸さんはつボイさんを「大好きな師匠」と呼び、つボイさんは「弟子にしてくださいと言われて断った」と話しています。中学のころからの、半世紀ほどの付き合いだそうです。神戸さんはCBCラジオ「つボイノリオの聞けば聞くほど」にもたびたび出演しています。この日、つボイさんは神戸さんの応援で名城公園に来ていました。

  • 神戸浩さんはどんな俳優ですか?

    1963年、名古屋市出身。『無能の人』で報知映画賞最優秀助演男優賞、『学校II』で日本アカデミー賞優秀助演男優賞を受賞し、『男はつらいよ』『たそがれ清兵衛』『母べえ』など山田洋次監督の作品に多く出演しています。

取材:2026年10月17日、名古屋市内。肩書は取材時のものです。

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