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ONE HEART WORLD 最終日レポ|パラ水泳の11人、車いすバスケットボール男子、パラ陸上の5人の最後のアスリートセレブレーション。「名古屋最高です」「大人になっても何を始めてもいい」、朝の雨の中で聞いた18人の言葉【アジアパラ2026・10月24日】

アジアパラ競技大会最終日の2026年10月24日(土)、オアシス21(名古屋市東区)の大会公式セレブレーション・ファンゾーン「ONE HEART WORLD」で、最後のアスリートセレブレーションが午前10時から開かれました。この日は2組。1組目はパラ水泳の日本代表11人、2組目は前夜の決勝でイランを破って金メダルを取った車いすバスケットボール男子日本代表の2人と、パラ陸上の5人が登壇しました。夕方17時15分からは入江陵介さん・大畑大介さん・安藤美姫さん・小須田潤太さん・平井理央さんのレジェンドアスリートトークショー、18時からは閉会式の中継があり、ライブサイトもこの日が最終日です。

ONE HEART WORLDの最後のアスリートセレブレーション、1組目のステージに並ぶパラ水泳の日本代表11人
1組目のステージに並んだパラ水泳の11人
日時2026年10月24日(土)10:00〜10:45 アスリートセレブレーション(最終回)
会場オアシス21(名古屋市東区)アジアパラ競技大会ライブサイト内 ONE HEART WORLD
1組目(10:00)パラ水泳=荻原虎太郎・齋藤元希・富田宇宙・辻内彩野・久保大樹・川辺多恵・岡島貫太・井戸夢翔・都甲万結・笠本明里・山田龍芽の11選手
2組目(10:25)車いすバスケットボール男子=赤石竜我・岩田晋作の2選手/パラ陸上=福永凌太・加藤穂岳・嶋津雄大・堀玲那・加藤凜香の5選手
この日の予定17:15〜18:00 レジェンドアスリートトークショー(入江陵介さん・大畑大介さん・安藤美姫さん・小須田潤太さん・平井理央さん)、18:00〜 閉会式の中継

朝の雨の中、観客が選手に花束を渡す「フラワーエスコート」

この日の名古屋は朝から雨。開演前、司会が会場の観客に、選手に花束を手渡す「フラワーエスコート」の希望者を募ると、多くの人が手を挙げました。アジアパラの期間中、メダリストには花の産出額が日本一の愛知県産の花で作ったブーケが贈られています。会場は「おめでとう」コールと、選手の下の名前を呼ぶ名前コールの練習をして、10時すぎに1組目を迎えました。

観客から選ばれたフラワーエスコートと一緒に記念撮影するパラ水泳の選手たち
観客から選ばれた「フラワーエスコート」と記念撮影するパラ水泳の選手たち

1組目はパラ水泳の11人。全員がメダリスト

1組目に登壇したパラ水泳の11人は、全員が日本ガイシアリーナで行われた競泳でメダルを取った選手です。荻原虎太郎選手は男子100m背泳ぎS8で大会新記録の金メダルを含むメダル6個(金1・銀3・銅2)、齋藤元希選手は100m平泳ぎSB13と100mバタフライS12の金を含む5個、辻内彩野選手は100m自由形S13と200m個人メドレーSM13の大会新記録の金を含む5個、富田宇宙選手は100m自由形S11の金を含む3個、川辺多恵選手は銀2・銅1の3個。久保大樹選手は100mバタフライS10で銀、豊田市出身の岡島貫太選手は混合4×100mメドレー34ポイントのリレーで銀、岐阜市出身の井戸夢翔選手は100m背泳ぎS10で銅、都甲万結選手は100m背泳ぎS9で銅、笠本明里選手は100m背泳ぎS13で銅、山田龍芽選手は400m自由形S6で銅でした。

司会の紹介によると、都甲選手は14歳の中学生で、日本選手団の全競技を通じた女子最年少メダリスト。山田選手も同じ14歳で男子最年少メダリストです。笠本選手は40歳、4回目のアジアパラで初めてのメダルでした。

5つのメダルを下げて両手を振る辻内彩野選手と、隣で拍手する川辺多恵選手
5つのメダルを下げて手を振る辻内彩野選手(中央)。左は川辺多恵選手

笠本選手「朝からこんなに来てくださると思ってなかった」、都甲選手「逆にガラガラだと思ってた」

ステージでは、司会が一人ずつに今の気持ちと、会場への一言を聞きました。

笠本 本大会は、すごく絶好調で、タイムが大会の1か月前より全部2、3秒早かったんですけど、皆さんの応援とサポートのおかげで、何から何までサポートしていただいて、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。今日すごい雨が降ってて、朝からこんなに来てくださると思ってなかったので、すごく感激しています。

都甲 メダル取れると思ってなかったので、すごい嬉しい気持ちでいっぱいです。私も朝、雨いっぱい降ってたから、こんなにいると思わなくて、逆にガラガラだと思ってたので、すごい嬉しいです。

井戸 正直、すごい嬉しい気持ちで、心の底から嬉しい気持ちでいっぱいです。朝早くからこの会場に来ていただきありがとうございます。まだこれからも世界に向けて頑張りますので、井戸夢翔という名前を覚えていてほしいです。

山田 やっぱ嬉しいですね。本当に朝早く来てくださってありがとうございます。これからも頑張りますので、ちょっと応援してくれればなと思います。

豊田市出身の岡島選手は、地元での大会をこう振り返りました。

岡島 僕、地元愛知県なんですけど、地元でこうやってメダル取れて、個人種目ではメダル取れなかったんですけど、ベストタイム更新することができて、本当に嬉しく思っております。皆さん、応援ありがとうございます。

司会から、この大会が現役最後のレースだったと紹介された久保選手。

久保 今の気持ちは、とっても幸せです。こんなにたくさんの人に来ていただいて、本当に、試合会場もそうだったんですけど、とってもとってもとっても幸せでした。名古屋最高です。

川辺選手「大人になっても何を始めてもいい」

川辺 私は水泳ってみんな小さい頃からずっと続けていることが多い世界で、私は大人から水泳を始めて、こうやって国際大会でメダルを取ることができたので、もう大人になっても何を始めてもいいんだよと。本当に名古屋の皆さん、温かく見守ってくださってありがとうございました。

富田選手は、競泳の水着姿でステージに立ちました。

競泳の水着姿でステージに立ち、片手を上げる富田宇宙選手。隣でスマートフォンを構える辻内彩野選手
競泳の水着姿で登壇し、手を上げる富田宇宙選手。左は辻内彩野選手

富田 今回、自国開催でのこのアジアパラ大会ということで、東京が無観客で終わった中、とうとう皆さんの前でこの泳げる喜びをかみしめながら、大歓声の中泳がせていただくことができて、本当に幸せな時間だったなと思ってます。

辻内選手「金で始まり金で終わることができた」、齋藤選手「君が代を会場で聞くことができた」

5つのメダルを首にかけた辻内選手は、「正直今すぐ外したいぐらい首が痛いです」と会場を笑わせてから、大会を振り返りました。

黒い競泳水着で登壇して両手を振る齋藤元希選手と、隣で拍手する富田宇宙選手
黒い水着で登壇した齋藤元希選手(中央)。右は富田宇宙選手、左は荻原虎太郎選手

辻内 初日に100メートル自由形、自分の中ではメイン種目にしているので、そこで取れればもうこの大会もらったと思ってたんですけど(笑)

50メートル自由形は100分の1秒で金取れず、その日の夜大号泣。次の日起きたくない。からの200メートル個人メドレー金だったので、もう本当に金で始まり金で終わることができたのも、皆さんのおかげだと思うので本当に嬉しく思います。

本当に今日駆けつけてくださった皆さん、本当にありがとうございます。パラ水泳、本当に個性的な人たちばかりなので、ぜひ選手個人もそうだし、SNSでフォローして、これからも応援してください!

齋藤 すごく重いので、それが幸せの重みかなと思います。

初めて国際大会で金メダルを取って、君が代を会場で聞くことができたので、すごく嬉しい気持ちでいっぱいです。

とても寒い中お越しくださいまして、ありがとうございました。パラ水泳、これからも大きく成長していけるように頑張りたいと思いますので、皆さん応援よろしくお願いします。

締めは日本チームのキャプテン、荻原虎太郎選手のあいさつ

ステージの締めに、日本チームのキャプテンとしてマイクを持ったのが荻原選手です。日本のパラ水泳は、公式リザルトの集計で金24・銀24・銅23の71個のメダルを取りました。

荻原 今回の大会、キャプテンとしてチームを導く存在として参加させていただきました。選手の力もそうなんですけれども、皆さんの応援のおかげというのもありますので、これからもパラ水泳の成長も、下は14歳、上は40歳までいます。すごくいいチームとして終われた大会だったので、このままロスに向けて、チーム一丸となって頑張っていきますので、これからもよろしくお願いいたします。

あいさつのあと、司会の呼びかけで会場から「おめでとう」の声が選手たちに贈られました。

耳に手を当てて会場の声を聞く荻原虎太郎選手。隣で口に手を当てる辻内彩野選手
耳に手を当てて会場の声を聞く荻原虎太郎選手。左は辻内彩野選手、右は齋藤元希選手

2組目は車いすバスケットボール男子の金メダリスト2人と、パラ陸上の5人

2組目には、前夜23日の決勝でイランに55-47で勝って金メダルを取った車いすバスケットボール男子日本代表から、赤石竜我選手と岩田晋作選手が登壇。杭州2022大会に続く2大会連続の金で、前日に登壇した女子(銀メダル)と合わせて、男女でメダルを並べました。

ステージのあとにファンと交流する車いすバスケットボールの赤石竜我選手
ファンと交流する赤石竜我選手

パラ陸上の5人は、福永凌太選手(走幅跳T13で金、100m・400m T13で銀)、加藤穂岳選手(1500m T38でアジア新・大会新の金)、嶋津雄大選手(5000m T12/T13で金。2位も日本の選手)、堀玲那選手(女子砲丸投F20で13m57のアジア新・大会新、杭州に続く2大会連続の金)、加藤凜香選手(女子円盤投F55で8位)です。福永選手は21日の1組目にも登壇していて、この日は2回目のステージ。

加藤凜香選手「直前でクラスがちょっと変更になってしまって」、堀選手「2連覇という目標を掲げて」

加藤凜香 初めて国際大会出場して、日本代表としても初めてだったんですけど、とても緊張しました。直前でクラスが変更になってしまって、55っていうクラスで出場になったんですけど、皆さんの応援のおかげで頑張ることができました。ありがとうございました。

堀 まず、2連覇できたことはすごく嬉しいです。自国開催ということもあったので、今大会は自分の自己記録を更新するところと、必ず2連覇という目標を掲げて大会に臨みました。アジア新、そして大幅な自己ベストを更新して、2連覇することができ、そして大きな声援を昨日、皆さんからいただいて、すごく力を貸してもいただいて、最高の試合ができました。応援ありがとうございました。

ミックスゾーンで金メダルと花束を手にするパラ陸上の堀玲那選手
堀玲那選手

嶋津 本当に、昨日も今日も、そして皆さんが応援してくださって、声援を送ってくださって、この景色が見れたこと、本当に人生の思い出になりました。ありがとうございました。

加藤穂岳 とても緊張はしていましたが、自分らしい走りができて、アジア新記録を更新することができて、とても嬉しい気持ちでいっぱいです。配信とかでもみんな応援してくださったので、本当にとても力になりました。本当にありがとうございます。

パラ陸上の加藤穂岳選手。頭にウズミンのぬいぐるみを載せて金メダルを掲げる

福永選手「僕にとってご褒美の時間をくださって」、赤石選手「今回の金メダルの方が何万倍も嬉しい」

福永 僕は今日ここに2回目の登壇になるんですけど、その時よりもメダルを1つ増やして戻ってくることができました。ありがとうございます!皆さんの声援やったり、思いが本当に僕に力をくれました。3種目出場というのは僕にとってもすごく挑戦だったんですけど、皆さんの応援の力でまたやり遂げることができました。僕にとって覚えておきたいなって思える景色、そんな時間を、僕にとってご褒美の時間をくださって、本当にありがとうございます。

パラ陸上の福永凌太選手。3つのメダルと花束を手に

赤石 個人的には前回大会もアジアパラには出て、金メダルを取ったんですけども、今回の金メダルの方が何万倍も嬉しいです。

本当に他の選手の方々からもありましたけど、僕らのこういったメダルっていうのは、僕らだけの力で勝ち取ったものではなくて、いろんな方々がサポート、応援してくださったからこそ、こうやって僕らは栄光を手にできたので、本当に皆さんには感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。

岩田 すごい嬉しいです。自分としても初めてだったので、こういった自国開催で金メダルという目標を達成できて、とても嬉しい気持ちです。本当に皆さんの応援が力になって、金メダルというのを獲得できたので、本当に感謝しています。応援ありがとうございました。

最後は会場全体の「おめでとう」で選手を送り出し、ステージ横では選手との交流(サインや写真)の時間が設けられました。20日から5日間続いたアスリートセレブレーションは、これで終わりました。

ステージのあとに聞いた、選手たちの言葉

ステージを降りた選手たちに、ミックスゾーンで話を聞きました。それぞれのインタビューは別の記事にまとめました。

ステージのあとにファンにサインをする荻原虎太郎選手
ステージのあと、ファンにサインする荻原虎太郎選手

荻原選手は6個のメダルについて「6個というのはすごく重みがあって」と話し、自国開催を「こうやってこういう機会に登壇できたっていうのも、自国開催だからこその側面があると思っていて」と振り返りました。富田選手は「ぜひこのムーブメントをですね、一過性のものにせず、この名古屋から広げていければなと」。赤石選手は「こんなに大勢の方にお祝いしてくださって、なかなかない経験だと思うので」、岩田選手は「思ったよりもたくさんの人がいて、ちょっと緊張したんですけど、楽しくいいステージを楽しめました」と話しました。堀選手は自己ベストの金メダルを「正直自分も驚きが隠せないんですけども」、初めての国際大会で金メダルを取った加藤穂岳選手は「とても緊張は本当にしてて」と、それぞれの言葉で振り返りました。

最終日の午後は、トークショーと閉会式

この日の17時15分からは、最後のレジェンドアスリートトークショーが開かれました。登壇したのは、競泳の入江陵介さん、ラグビーの大畑大介さん、名古屋市出身でフィギュアスケートの安藤美姫さん、パラ陸上・パラスノーボードの小須田潤太さん、スポーツキャスターの平井理央さんの5人。18時からは瑞穂公園陸上競技場で行われた閉会式の中継があり、オアシス21のアジアパラ競技大会ライブサイトは20時に幕を閉じました。トークショーと、ボランティアへの感謝セレブレーションの様子はラストトークショーのレポにまとめています。

7日間の大会を終えて、日本選手団のメダルは公式リザルトの集計で金64・銀60・銅62の186個。国別では中国に次ぐ2位でした。


ONE HEART WORLDはどんなイベント?

ONE HEART WORLD(ワン ハート ワールド)は、第5回アジアパラ競技大会の大会公式セレブレーション・ファンゾーンです。10月18日(日)から24日(土)まで、オアシス21のアジアパラ競技大会ライブサイトの中で開かれ、入場は無料でした。19日から24日はオリンピアン・パラリンピアンが日替わりで登壇する「レジェンドアスリートトークショー」、20日から24日はメダリストや出場選手を迎える「アスリートセレブレーション」がありました。日別の登壇ゲストと時間割はONE HEART WORLDの記事、ライブサイトのステージや体験コーナーはライブサイトの記事にまとめています。

名称ONE HEART WORLD(ワン ハート ワールド)
期間2026年10月18日(日)〜24日(土)
最終日24日の時間10:00〜10:45 アスリートセレブレーション、17:15〜18:00 レジェンドアスリートトークショー、18:00〜 閉会式の中継
会場オアシス21(名古屋市東区東桜1-11-1)アジアパラ競技大会ライブサイト内
入場料無料
公式サイトoneheartworld-aichi-nagoya2026.org

前日23日のONE HEART WORLDは23日のレポ、22日は22日のレポ、21日は21日のレポ、アスリートセレブレーション初日の20日は20日のレポにあります。

よくある質問(FAQ)

  • 10月24日のONE HEART WORLDのアスリートセレブレーションには誰が登壇しましたか?

    1組目(10:00)はパラ水泳の荻原虎太郎・齋藤元希・富田宇宙・辻内彩野・久保大樹・川辺多恵・岡島貫太・井戸夢翔・都甲万結・笠本明里・山田龍芽の11選手。2組目(10:25)は車いすバスケットボール男子の赤石竜我・岩田晋作の2選手と、パラ陸上の福永凌太・加藤穂岳・嶋津雄大・堀玲那・加藤凜香の5選手です。

  • 日本のパラ水泳はメダルをいくつ取りましたか?

    公式リザルトの集計で金24・銀24・銅23の71個です。登壇した11人は全員がメダリストで、荻原虎太郎選手の6個が最多でした。

  • ONE HEART WORLD最終日の午後の予定は?

    17:15〜18:00にレジェンドアスリートトークショー(入江陵介さん・大畑大介さん・安藤美姫さん・小須田潤太さん・平井理央さん)、18:00から閉会式の中継があります。オアシス21のライブサイトもこの日が最終日です。

  • 最終日に登壇した最年少のメダリストは?

    司会の紹介では、パラ水泳の都甲万結選手(女子100m背泳ぎS9 銅)と山田龍芽選手(男子400m自由形S6 銅)がともに14歳で、日本選手団の全競技を通じた女子・男子の最年少メダリストです。

  • ONE HEART WORLDの入場料は?

    無料です。オアシス21のアジアパラ競技大会ライブサイトの中で開かれました。

※この記事は2026年10月24日にオアシス21のONE HEART WORLDで行ったアスリートセレブレーションの取材と、ステージのあとの囲み取材をもとにしています。発言は本人の言葉のままで、口ぐせのみ省いています。

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