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ONE HEART WORLD 4日目レポ|水谷隼さん・小塚崇彦さん・太田渉子さん・中西麻耶さんのトークショーと、福永凌太さん・舟山真弘さん・山口美也さんら7人のアスリートセレブレーション。中西麻耶さん「進化のスペシャリスト」【アジアパラ2026・10月21日】

アジアパラ競技大会4日目の2026年10月21日(水)、オアシス21(名古屋市東区)のONE HEART WORLDは、「レジェンドアスリートトークショー」に卓球の水谷隼さん、フィギュアスケートの小塚崇彦さん、パラテコンドーの太田渉子さん、パラ陸上の中西麻耶さんが登壇。

続く「アスリートセレブレーション」2日目には、パラ陸上の福永凌太選手・加藤茜選手、パラ射撃の辻尾玲奈選手、そしてパラ卓球の舟山真弘選手・山口美也選手・八木克勝選手・北川雄一朗選手の7人を会場が迎えました。開会式で聖火に火をともした中西さんの話、小塚さんが仕掛けた「ウズウズダンス」の練習、78歳の選手に触れた水谷さんのパラ卓球の話、そして中西さんの「進化のスペシャリスト」という言葉まで、18時30分から約1時間10分のステージの流れをお届けします。

ステージに並ぶ水谷隼さん、小塚崇彦さん、太田渉子さん、中西麻耶さん
左から水谷隼さん、小塚崇彦さん、太田渉子さん、中西麻耶さん
登壇者競技主な経歴
水谷隼さん卓球東京2020オリンピックの混合ダブルスで金メダル、男子団体で銅。リオ2016はシングルスで日本卓球史上初のオリンピックメダル(銅)と男子団体の銀。2021年に現役引退
小塚崇彦さんフィギュアスケートバンクーバー2010オリンピック8位、2011年世界選手権銀。名古屋市出身で、大会のアスリート委員。小塚アカデミー校長
太田渉子さんパラテコンドーパラノルディックスキーでトリノ2006から3大会に出場し、パラテコンドーに転向して東京2020パラリンピックに出場。今大会は競技ボランティアとして参加
中西麻耶さんパラ陸上(走り幅跳び)北京2008からパリ2024まで5大会連続でパラリンピックに出場。2018年アジアパラ競技大会と2019年世界選手権で金メダル。今年引退。18日の開会式で聖火台に点火した3人の1人
オアシス21のONE HEART WORLDのステージと客席
トークショーが始まるころのステージと客席

トークショー。小塚さん「車いすバスケの時はね、5000人ぐらい来てくれてたんじゃないかな」

18時30分すぎ、4人が登場。水谷さんは「温かい声援、ありがとうございます」、小塚さんは「盛り上がってますか?」と呼びかけました。最初の話題は、大会のアスリート委員として競技を見て回っている小塚さんの観戦記です。

小塚 そうなんです。陸上行ったりとか、あと卓球も、今日行きました。いいですよね、卓球も。素晴らしい活躍です。ブラインドサッカー、車いすバスケ、パワーリフティング。それを見に行ってきて、プラス開会式に行きました。めちゃめちゃ盛り上がってましたよ。

あと、車いすバスケの時は、小学校、中学校の子どもたちも、学校から一緒に来てくれてですね。すごかったですよ。たぶん応援が、選手たちもそれが聞こえてたと思う。それでやっぱり会場が一気に盛り上げてもらえると、それが選手に伝わって、やる気に変わるんですよね。今日もこの後、アスリートたち、今度はメダル取ってきたアスリートたちですから、そのアスリートたちの気持ちを、うわーっと一緒に盛り上げたいなと思います。

マイクを持って話す小塚崇彦さん
競技を見て回った話をする小塚崇彦さん

中西さん「20年間やってきた競技生活の魂をあそこにつけるぞと、私が一番いい火つけるぞという感じで」

18日の開会式で、パラアルペンスキーの村岡桃佳さん、元車いすバスケットボール選手の三宅克己さんとともに聖火台に火をともした中西さん。司会から、その日に向けてどんなことを考えて過ごしたかを聞かれました。

中西 私ね、実は今年引退したんですよ。引退したばっかなんで、今まで20年間やってきた競技生活の魂をあそこにつけるぞと、私が一番いい火つけるぞという感じで、火をつけさせていただきました。

こみ上げてくるものはあったか、と司会。

中西 いやもう、感極まりましたね。で、演出がとても良かったんですよね。薪をくべたりですね、あれがやっぱすごく感動的でした。

司会が「その思いがしっかりとこの炎に伝わったと。今燃えてますから」と受けました。聖火台と開会式の演出は開会式の記事にまとめています。

手を振る中西麻耶さん
開会式の点火を振り返る中西麻耶さん

太田さん「一つの大会を作るのにこんなにもたくさんの人が関わっていただいて」

太田さんは今大会、競技ボランティアとして参加しています。この日の午前中も、瑞穂公園体育館でパラテコンドーの競技ボランティアをしてきたばかりでした。

太田 本当に選手が競技するエリアで、選手の誘導だったりとか、選手・コーチの誘導をしております。

選手ではなくボランティアの視点で見える景色は違うか、と聞かれて。

太田 そうですね。やっぱりボランティアをさせていただいて、一つの大会を作るのにこんなにもたくさんの人が関わっていただいて、応援に来ていただいて、大会ができるということを改めてすごい驚いたとともに、すごい感謝の気持ちで選手時代を振り返って思いましたね。

水谷さん「78歳、別所さんっていう最年長の方が」「本当に生涯スポーツですね」

「パラ卓球も盛り上がってますね」と振られた水谷さんは、「盛り上がってますよ。もう選手たちが大活躍で、金銀銅たくさん取ってくれましたから、もう最高ですよ」。卓球選手として興味深く見えるポイントを聞かれて、こう続けました。

水谷 そうですね。パラ卓球は車いすでもやってる方がいらっしゃって、78歳、別所さんっていう最年長の方が、今回ね、負けてはしまったんですけど、年齢を関係なくできるっていうのがやっぱ素晴らしいことかなと思いますね。たぶんまだまだ80の大台までいかれると思います。それぐらいやはり卓球っていうのはもう何歳になってもできますから、本当に生涯スポーツですね。

「別所さん」は、パラ卓球女子の別所キミヱ選手。78歳で今大会に出場しました。

マイクを持って話す水谷隼さん
パラ卓球について話す水谷隼さん

小塚さんが仕掛けた「ウズウズダンス」。会場全員で「U、Z、U」

「各競技、いろいろなところで熱くなっておりますが、そのフィナーレに向けて面白い取り組みが」と司会。小塚さんが前日にXで知ったという「ウズウズダンス」を、会場に持ち込みました。

小塚 昨日僕も、Xで知ったんですけども、ウズウズダンス、皆さん知ってます? 昨日出たんですよ。(会場に)ウズウズダンスを知ってるという方、手を挙げてください。まだ認知度がちょっと…(笑)だからこれを覚えて、閉会式に臨むと、よりみんなで楽しめるっていうウズウズダンス、ちょっとやってみません?

輪舞ってあるじゃないですか、今回。開会式もね、輪舞っていうのがテーマになってる。輪舞とウズミンの渦っていうのを、体で表現するらしいんですよ。

4人がステージで「U、Z、U」の振りを3回。掛け声は「うずうず」。UやZの形はどう表現するのかと聞かれた小塚さんは、「それは自分の好きな形をやってください。みんな違って、それが集まるといいっていうのが、これは今回のコンセプトです」。自分が振りを間違えると、「フィギュアスケートなんだけど、振りを覚えるのがめっちゃ遅かったの。結構ね、先生に怒られてましたよ、昔から」と笑わせ、最後は会場全員で「うずうず、U、Z、U」。司会は「ウズウズダンスを広めるには、いい第一歩になったんじゃないでしょうか」と結びました。

ステージの水谷隼さん、小塚崇彦さん、太田渉子さん
トークショーの水谷さん(左)、小塚さん、太田さん

注目した競技。中西さん「ボッチャ一番好きです」、水谷さん「本当に悲願の金メダル」

今大会で注目した競技、見て良かった競技を一人ずつ。

中西 私ね、ボッチャ大好きなんです。最近、ボッチャの大会で健常者の方でも参加されていて、障害者だけのスポーツじゃなくなって、すごく緻密で、静かな中でやるんですけど、熱い戦いなのに、ボッチャ一番好きです。

太田 自分がやってた競技なんですけど、パラテコンドーに注目していました。もうかなり実力のある日本の選手もたくさん出ていて、実力のある選手から、今回初めて国際大会に出た、まだ高校生も出たんですけれど、本当に幅広い選手が出ていて、熱い試合を繰り広げていて、ちょっと見ていて感動しました。

会場を聞かれた太田さんは「パラテコンドーは瑞穂(公園体育館)でやってます。陸上競技場のトラックの隣なので。でも今日で競技終わっちゃったんですよ」。小塚さんは、前日に登壇した車いすバスケットボールの根木慎志さんと一緒に見に行った話から。

小塚 僕、競技見に行ったんですよ。昨日ここに出てた、根木さんって、車いすバスケの根木さんがいたんですけど、一緒に見に行ったんですよ。そしたらね、よう喋るんですよ、根木さんが。よう解説してくれる。すごい解説してくれたから、やっぱりね、車いすバスケ面白かったかな。ルールわかんないところも聞いたらすぐ答えが返ってくる。

でもね、それよりも僕がアスリート(委員)として、事前授業行ったんですよ。地元の小学校に行ったんですけど、その小学校の子たちもそこに来てた。一緒の空間で見て、こうやって一緒に応援したりとか。ただ学校に行って終わりだけじゃなくて、一緒にこのパラを応援できたっていうのが、すごいいい思い出になったなと。やっぱり車いすバスケが一番僕の中では、気持ちの中に残ってるかなと。すごい楽しかったなと思います。

水谷 やっぱり僕はもうパラ卓球です。今回、岩渕選手って方が、今回金メダルを見事に獲ったんですけども、本当に悲願の金メダル。何回も何回もアジア大会出て、やっと金獲って、感無量で、すごくね、心に響きましたね。

選手が活躍する姿って、引退してから今見る側になっちゃったんですけども、自分もなんか現役の時、こういうふうにたくさんの方に力を与えられてたらいいなって思う機会が増えました。これからまだまだ熱い競技、繰り広げられていきますので、会場でぜひ間近でその熱戦を見てみてください。

水谷さんが挙げた岩渕幸洋選手は、20日の男子シングルス クラス9で金メダルを取りました。

サイン入りウェアのプレゼント、フラワーエスコート選び。小塚さんは「地元としてめちゃめちゃ嬉しいです」

トークのあとは、4人全員の直筆サイン入りのウェアを会場の3人にプレゼント。続いて、このあと登場する選手に花束を渡す「フラワーエスコート」を4人が客席から選び、「おめでとう」コールの練習も。4人がいったん降壇するところで、ここまでの出演となる小塚さんが会場に一言。

サイン入りのウェアを手にする4人
4人のサイン入りウェア。左から水谷さん、小塚さん、太田さん、中西さん

小塚 待望のアジア大会、そしてアジアパラ大会が名古屋に来ました。僕も地元としてめちゃめちゃ嬉しいです。皆さんと一緒に、このパラアスリートたちをお迎えして、こうやってセレブレーションできることがすごく嬉しいです。ここでセレブレーションで知った競技を、ぜひ名古屋で、あと数日残ってますから、閉会式も残ってますけど、皆さんと一緒に盛り上がっていきたいと思います。よろしくお願いします。

サイン入りウェアを受け取った人たちとレジェンドアスリート4人
サイン入りウェアを受け取った人たちと

アスリートセレブレーション1組目。福永凌太さん「第二のふるさとである学生時代を過ごしたこの愛知県で」

19時ごろ、アスリートセレブレーションの1組目が登場しました。パラ射撃の混合10mエアライフル伏射SH1で決勝に進んで8位の辻尾玲奈選手、パラ陸上女子400m T20で銅メダルの加藤茜選手、そして前日の男子100m T13で銀、この日の朝の男子走り幅跳びT13で金メダルを取ったばかりの福永凌太選手。会場から選ばれたフラワーエスコートが愛知県産の花のブーケを手渡しました。愛知県は花き産出額が63年連続日本一の花の産地です。写真撮影のあと、司会が一人ずつにマイクを向けました。

ステージに並ぶ辻尾玲奈選手、福永凌太選手、加藤茜選手
左から辻尾玲奈選手、福永凌太選手、加藤茜選手

辻尾 とっても楽しいです。そしてやはり自国開催ということで、日本の皆さんにこれだけ応援されてきたんだなということを、ひしひしと感じて、とっても幸せです。ありがとうございます。

加藤 今回アジア大会に初出場させていただきました。4位との差が100分の1秒差ということで、最後まで粘り走りきれて本当に良かったと思います。皆さんの応援のおかげです。ありがとうございました。

福永 第二のふるさとである学生時代を過ごしたこの愛知県で、多くの方に僕の活躍だったり届けられて、今回もこんなに多くの方が集まってくださって、本当に最高です。ありがとうございました。

会場の「おめでとう」コールのあと、セレブレーションを見た感想を聞かれた水谷さん。

フラワーエスコートから花束を受け取る辻尾玲奈選手、福永凌太選手、加藤茜選手
会場から選ばれたフラワーエスコートが花束を手渡しました

水谷 何よりも大きな拍手を僕は一生懸命届けました。本当に選手たちの活躍、選手の目線になっちゃうんですけども、本当に選手たちの活躍っていうのは、ファンの皆さんのおかげで、声援が力になってます。これからも本当に一人でも多くの方に、選手たちのすごいパフォーマンスを届けられたらいいなと思ってますし、選手たちも本当に皆さんのおかげでメダルを取るんだとおっしゃってたんで、引き続き応援していただけたらなというふうに思います。

マイクを持って話す福永凌太選手。右は加藤茜選手
「本当に最高です」と話す福永凌太選手。右は加藤茜選手

2組目はパラ卓球の4人。八木克勝さん「地元開催でメダルを取れて、皆さんにこうやって見守っていただいて、最高!」

19時20分ごろ、2組目はパラ卓球のメダリスト4人。男子シングルス クラス3で銅メダルの北川雄一朗選手、クラス7で銀メダルの八木克勝選手、女子シングルス クラス11で金メダルの山口美也選手、男子シングルス クラス10で金メダルの舟山真弘選手です。卓球のレジェンド、水谷さんが見守る中、4人がステージに並びました。

アスリートセレブレーションのステージに並ぶパラ卓球の北川雄一朗選手、山口美也選手、舟山真弘選手、八木克勝選手
2組目の4人。左から北川雄一朗選手、山口美也選手、舟山真弘選手、八木克勝選手。写真提供:ONE HEART WORLD 事務局
メダルと花束を掲げるパラ卓球の八木克勝選手、舟山真弘選手、北川雄一朗選手、山口美也選手
ステージのあと、ミックスゾーンで。左から八木克勝選手、舟山真弘選手、北川雄一朗選手、山口美也選手

北川 皆さん応援ありがとうございます。

八木 愛知県、僕は豊橋出身なんですけども、本当に地元開催でメダルを取れて、皆さんにこうやって見守っていただいて、最高! ありがとうございました!

山口 今回初めてアジア大会に出場しました。優勝できて嬉しいです。皆さん応援ありがとうございます。

舟山選手には、司会が「今年はいろいろなことがあった一年でした」と水を向けました。

舟山 本当にこの一年、たくさんのことを経験して、楽しいことばかりじゃなくて、たくさん辛いこともあったんですけれども、本当に母国開催のアジア競技大会で金メダルを取ることができて、こうやってたくさんの方々にお祝いしていただくことができて、本当にまだ一年終わるのは早いんですけど、本当に幸せな一年だったなと思います。本当に今回はありがとうございました。

レジェンドからのエールは中西さん。

中西 パラ卓球、皆さんキャラが濃い。水谷さんが、ずっとパラ卓球見てほしいって言ってたのに、なんで今私が喋ってるんでしょう。ぜひ、今はリラックスされてますけれども、熱戦を繰り広げられている時の別の顔も今度見てほしいなというふうに思いました。引き続き応援よろしくお願いします。

この日一番の「おめでとう」コールで、アスリートセレブレーションは終了。4人のうち舟山選手と八木選手は男子ダブルス、山口選手は女子ダブルス、北川選手は男子ダブルスで、22日以降もスカイホール豊田での戦いが続きます。

後半トーク。水谷さん「生だと10倍ぐらい速く感じる」、中西さん「相棒たちの姿っていうのも注目して見てほしい」

選手を見送ったあと、水谷さん、太田さん、中西さんの3人が再びステージへ。感想を聞かれた水谷さんは、東京オリンピックに出た自分の経験と重ねました。

水谷 選手たちは試合が終わると、もうみんなキラキラしてましたね。僕もですね、東京オリンピック出場して、この地元の開催で本当に声援が伝わってきて、やっぱそれが力になりましたし、これからね、今回活躍した選手たちは2028年ロサンゼルス、必ずまたメダル取って日本に帰ってきてくれると思うので、引き続きぜひ応援よろしくお願いします。

太田 選手の皆さんが、本当に皆さん、応援が力になったっておっしゃってたんです。その言葉を聞いて、すごい私も胸にくるものがあって。皆さんの力が何よりも力になるんだっていうことを改めて感じました。また、これからもパラスポーツ、これを機会に知らなかった人も知っていただくことができたのかなと思うので、引き続きパラスポーツもよろしくお願いします。

中西 本当にパラ競技は、なかなか関係者以外の方が会場に来ていただいて応援していただく機会がみんな少ないんですよ。だから今回を通して、まず知っていただいて、見ていただいて、触れていただいて、これからもずっとパラリンピックの選手を応援してほしいなというふうに思います。次のロサンゼルスに向けても各競技、まだまだ戦いは続きますから、ロスまで皆さんの熱い応援、継続でよろしくお願いします。

続いて、それぞれの競技の見どころ。まず水谷さんにパラ卓球の注目ポイント。

水谷 卓球ね、皆さんやられたことあると思うんですけども、あの小さなスペースを体いっぱい、全身を使って、全力で打つ。それが卓球というスポーツですから、本当に一つ一つ、細かく選手の動き、汗、本当にまばたきとか、そういうものが見れるのが卓球の良さなので、ぜひ卓球のスピード感を間近で感じていただけたらなというふうに思います。

やっぱり生で見るのと画面越しで見るのでは全然違いますから、生だと10倍ぐらい速く感じるんじゃないかなと思いますので、ぜひそのスピードを見ていただきたいなと思います。

中西さんには、パラ陸上の面白さと、記録を左右する技術的なポイント。

中西 やっぱり我々は、道具を使うことが前提になっている競技です。私なら義足であったり、車椅子の方のレーサー、腕の方も義手をつけるのかつけないのかの選択とかですね、そういった道具、それぞれのこだわりであったりっていうところもあるので、ぜひ各選手が身につけている道具、相棒たちの姿っていうのも注目して見てほしいなと思います。

もはや楽しんで柄を入れてる方もいたり、ブラインドの方、アイマスクにいろんなカラーの柄を入れてたりとかもするので、ぜひそこも注目して見てほしいなと思います。

太田さんには、パラテコンドーの楽しみ方。

太田 パラテコンドーは腕に障害のある選手の蹴り技のみで競う格闘技なんですけれど、本当に迫力のある蹴りと、あとはそのステップワークですね。相手との駆け引きがあるんですけれど、障害があることによってその攻撃の仕方、守り方が顕著に現れるんですけれど、そういう一人一人選手の障害によってのプレーが違うので、事前にそのルールとか知っていただくとより面白くなるかなと思います。

簡単に今テコンドーでは、2ラウンド先取した方が勝ちっていうところと、蹴り技は基本的に2ポイントと、回転蹴りだと4ポイント、3種類の蹴り技があること、あと15点差ができるとそこでポイントギャップで勝敗が決まるって、この大きな3つのルールを知っていただくと、より楽しんで見ていただけるんじゃないかなと思います。

最後の一言。中西さん「パラアスリートってどんな人たちですかと聞かれたら、進化のスペシャリストです」

締めくくりは、会場とアスリートに向けた一言ずつ。

水谷 皆さん、短い時間でしたけども、盛り上げてくださって本当にありがとうございます。本当はここに立つと自分も昔は選手だったんだなって思い出しました。でも本当に、表彰台の上に立っている時とか、こうやって皆さんの前に立たせていただいてお話ししている時に、やっぱり自分ってアスリートでよかったなと、たくさんの人が支えてくださったおかげで、いい結果を残せたんだなというのを改めて思いました。これからもいろんな形でスポーツの発展に貢献していきたいと思いますので、引き続きよろしくお願いします。

太田 本当に今回は皆さんと一緒にこのセレブレーションをお祝いできて、とても楽しかったです。それからまだ今週末まで、愛知、名古屋のアジアパラですので、ぜひ会場に足を運んでいただいて、生で応援していただけたら嬉しいです。ありがとうございました。

中西 私はパラアスリートってどんな人たちですかと聞かれたら「進化のスペシャリストです」と。オリンピックの選手は、できないことをできるようにしていくと思うんですけど、我々はその上で不可能って言われていることを可能にしていかないといけないというのは、ものすごく大きいんです。

だから、このスペシャリストたちの姿をぜひ見ていただいて、そもそも挑戦することすら許されない人たちもいるということも知っていただいた上で、皆さんに一歩踏み出す力を、我々からぜひ受け取ってほしいなというふうに思います。

19時40分ごろ、この日のONE HEART WORLDは終了。ライブサイトのステージでは、そのあとも21時までパブリックビューイングが続きました。

ライブサイトのサインウォールにサインする福永凌太選手
ステージのあと、ライブサイトのサインウォールにサインする福永凌太選手

「パラアスリートってどんな人たちですかと聞かれたら、進化のスペシャリストです」。20年の競技生活を終えたばかりの中西さんの言葉に、客席は静かに聞き入っていました。「皆さんに一歩踏み出す力を、我々からぜひ受け取ってほしい」。この日登壇した7人の選手の言葉は、それぞれのインタビュー記事で紹介しています。アスリートセレブレーションは23日(金)まで、トークショーは24日(土)まで続きます。

ONE HEART WORLDはどんなイベント?

ONE HEART WORLD(ワン ハート ワールド)は、第5回アジアパラ競技大会の大会公式セレブレーション・ファンゾーンです。10月18日(日)から24日(土)まで、オアシス21のアジアパラ競技大会ライブサイトの中で開かれ、入場は無料です。19日から24日は水谷隼さん、松田丈志さん、潮田玲子さんらが日替わりで登壇する「レジェンドアスリートトークショー」、20日から23日はメダリストや出場選手を迎える「アスリートセレブレーション」があります。日別の登壇ゲストと時間割はONE HEART WORLDの記事、ライブサイトのステージや体験コーナーはライブサイトの記事にまとめています。

名称ONE HEART WORLD(ワン ハート ワールド)
期間2026年10月18日(日)〜24日(土)
時間19〜23日 18:00〜20:00/24日 17:00〜20:00(公式サイトのスケジュール。変更の場合あり)
会場オアシス21(名古屋市東区東桜1-11-1)アジアパラ競技大会ライブサイト内
入場料無料
公式サイトoneheartworld-aichi-nagoya2026.org

同じ日のミックスゾーンで聞いた選手の言葉は、福永凌太選手・加藤茜選手、辻尾玲奈選手、舟山真弘選手・山口美也選手、八木克勝選手のインタビュー記事にまとめています。前日20日のアスリートセレブレーション初日は20日のレポ、19日のトークショーは19日のレポ、小須田潤太さんと伊藤則子さんの話はインタビュー記事にあります。

よくある質問(FAQ)

  • 10月21日のONE HEART WORLDには誰が登壇しましたか?

    レジェンドアスリートトークショーに水谷隼さん・小塚崇彦さん・太田渉子さん・中西麻耶さん、アスリートセレブレーションにパラ陸上の福永凌太選手・加藤茜選手、パラ射撃の辻尾玲奈選手、パラ卓球の舟山真弘選手・山口美也選手・八木克勝選手・北川雄一朗選手の7人が登壇しました。

  • 中西麻耶さんは開会式で何をしましたか?

    2026年10月18日の開会式で、パラアルペンスキーの村岡桃佳さん、元車いすバスケットボール選手の三宅克己さんとともに聖火台に火をともしました。トークショーでは「私が一番いい火つけるぞという感じで」と振り返りました。

  • ウズウズダンスとは何ですか?

    小塚崇彦さんがトークショーで紹介した、閉会式に向けた取り組みです。「U、Z、U」の形を体で表現し、掛け声は「うずうず」。「自分の好きな形をやってください。みんな違って、それが集まるといい」と小塚さんは話しました。

  • ONE HEART WORLDはいつまでですか?

    2026年10月24日(土)までオアシス21で開かれ、入場は無料です。アスリートセレブレーションは23日(金)まで、レジェンドアスリートトークショーは24日まで。日別の登壇ゲストは公式サイトで確認できます。

※この記事は2026年10月21日にオアシス21のONE HEART WORLDで行ったしゃちほこニュースの取材と会場での録音をもとにしています。発言は本人の言葉のままで、口ぐせのみ省いています。ONE HEART WORLDの日程・出演者は変更される場合があるので、最新の情報は公式サイトで確認してください。

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しゃちほこニュース編集部は、名古屋の店舗・イベント・おでかけスポットを、原則として現地での取材・撮影(飲食店は実食)をもとに記事にしている編集チームです。運営は名古屋市ブランドパートナーのウェブスマ(名古屋市中村区名駅)。大手ニュースサイトでの配信経験を活かし、価格・営業時間・アクセスを現地で確認したうえで一次情報として掲載しています。取材依頼・情報提供はお問い合わせページからお寄せください。