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舟山真弘選手・山口美也選手インタビュー|「純粋に強くなるっていうことを考えた上で」「とにかく自分のペースでゆっくりやる」パラ卓球の金メダリスト2人が語る、練習する理由と卓球を始めたきっかけ【アジアパラ2026・ONE HEART WORLD】

アジアパラ競技大会4日目の2026年10月21日(水)、オアシス21(名古屋市東区)のONE HEART WORLD「アスリートセレブレーション」に、パラ卓球の金メダリスト2人、舟山真弘選手と山口美也選手が登壇しました。舟山選手は男子シングルス クラス10の決勝を3-0のストレートで、山口選手は女子シングルス クラス11の決勝をフルセットの末に制して、ともに前日20日に金メダルを取ったばかり。ステージのあとのミックスゾーンで2人一緒に、大学の卓球部で練習を続けてきた理由や、卓球を始めたきっかけを聞きました。

パラ卓球の金メダリスト、舟山真弘選手(左)と山口美也選手。金メダルを手にミックスゾーンで
パラ卓球の金メダリスト、舟山真弘選手(左)と山口美也選手
名前舟山真弘(ふなやま・まひろ)選手/山口美也(やまぐち・みや)選手
競技舟山選手=パラ卓球 男子シングルス クラス10(立位で、障害がもっとも軽いクラス)/山口選手=女子シングルス クラス11(知的障害のクラス)
今大会舟山選手は10月20日の決勝で台湾の選手に3-0で勝って金メダル。山口選手は20日の決勝で香港の選手に3-2で勝って金メダル。会場はスカイホール豊田。2人ともダブルスにも出場中(舟山選手は八木克勝選手と、山口選手は和田なつき選手と組む)
経歴舟山選手=さいたま市出身、22歳。早稲田大学の卓球部で健常の選手と練習し、今年4月に社会人に。パリ2024パラリンピックに出場/山口選手=滋賀県野洲市出身、24歳。カットマン。2025年にクラス11の世界ランキング1位
アスリートセレブレーションのステージに並ぶパラ卓球の北川雄一朗選手、山口美也選手、舟山真弘選手、八木克勝選手
アスリートセレブレーションのステージで。左から北川雄一朗選手、山口選手、舟山選手、八木克勝選手。写真提供:ONE HEART WORLD 事務局
ミックスゾーンでメダルを手に並ぶパラ卓球の八木克勝選手、舟山真弘選手、北川雄一朗選手、山口美也選手
左から八木克勝選手、舟山選手、北川雄一朗選手、山口選手

舟山選手「本当に幸せな一年だったなと思います」、山口選手「優勝できて嬉しいです」

ステージでは、司会が山口選手に「金メダルです。今のお気持ちを」と聞きました。

山口 今回初めてアジア大会に出場しました。優勝できて嬉しいです。皆さん応援ありがとうございます。

ステージでマイクを持って話す山口美也選手
ステージで話す山口選手。写真提供:ONE HEART WORLD 事務局

続いて舟山選手には「今年はいろいろなことがあった一年でした」と水を向けました。

舟山 本当にこの一年、たくさんのことを経験して、楽しいことばかりじゃなくて、たくさん辛いこともあったんです。けれども、本当に母国開催のアジア競技大会で金メダルを取ることができて、こうやってたくさんの方々にお祝いしていただくことができて、本当にまだ一年終わるのは早いんですけど、本当に幸せな一年だったなと思います。本当に今回はありがとうございました。

ステージでマイクを持って話す舟山真弘選手
ステージで話す舟山選手。写真提供:ONE HEART WORLD 事務局

降壇したあとのミックスゾーンでは、2人一緒に話を聞きました。

――金メダルおめでとうございます。まず舟山選手、金メダルを獲得されて、今日このステージに立たれて、今のお気持ちを。

舟山 本当に母国開催でアジア競技大会があるっていうのは、自分の卓球人生の中で、人生の中で一度あるかないかっていう、本当に恵まれた機会だったと思いますし、そこで金メダルを取ることができて、こうやってすごく盛り上がっている楽しい舞台で、たくさんの方々にお祝いしていただけたことは本当に嬉しく思いますし、幸せだなと思います。

――山口選手は今日ステージに立たれて、今のお気持ちを。

山口 最初ステージに乗る前はすごく緊張してて、辻尾さん(同じ日に登場したパラ射撃の選手)と喋るとちょっと落ち着いて喋れました。皆さんにお祝いしてもらえてすごく嬉しかったです。

金メダルと花束を手にする山口美也選手
女子シングルス クラス11の金メダルを手にする山口選手

山口選手「とにかく自分のペースでゆっくりやる」、舟山選手「自力が着々とついてきていることの証明」

――山口選手は、決勝はフルセット、3-2で勝利につながりました。最終ゲームは何を考えてやっていましたか。

山口 とにかく自分のペースでゆっくりやるっていうプレーを最後まで、最後まで楽しくやるということを目標にしていました。

――舟山選手は逆に、決勝はストレートの3-0でした。今回の試合はどうでしたか。

舟山 予選リーグで1敗してしまって、そこからなんとか気持ちをまた切り替えて、しっかりと予選を上がって、決勝の舞台に上がってリベンジしようと思ってた中でした。

予選で負けてしまった選手は準決勝で負けてしまったんですけど、そこの部分で本当に、いろいろな誤算はありつつも、本当にしっかり自分が優勝することができたというのは、自分の実力というか自力が着々とついてきていることの証明になるんじゃないかなと思いますし、自分自身としてもとても自信のついた大会になりました。

舟山選手「純粋に強くなるっていうことを考えた上で」

――舟山選手は、早稲田大学の卓球部で練習する道を選びました。どうしてそういう道を選んだんですか。

舟山 もともと卓球を始めた時から、普通の子たちと一緒にずっと卓球クラブでやっていました。中学校、高校の間は、全中とかインターハイとか、そういった学生の大会がメインになってきても、僕は変わらずずっと自分の中のポリシーといいますか、オリの方でもパラの方でも、やっぱり求められるスキルっていうのはあまり変わってこないと思うので。

金メダルと花束を手にする舟山真弘選手
男子シングルス クラス10の金メダルを手にする舟山選手

やっぱり純粋に強くなるっていうことを考えた上で、より高いレベルの場所に身を置いてやることが必要なのかなっていうのはずっと思ってやってきました。そういった部分で大学4年間、高い学生のレベルの中でやれたということは、本当に自分の卓球人生にとってプラスになるのかなと思います。

ステージで金メダルを掲げる舟山真弘選手
金メダルを掲げる舟山選手。写真提供:ONE HEART WORLD 事務局

山口選手「ラリーしてすごい楽しかったので、卓球で頑張っていこう」

――山口選手はどうして卓球を始めたんですか。

山口 最初は運動が苦手で、日焼けするのが嫌だったので、友達に誘われて卓球部に入りました(笑)

――本気で競技の道に進んだきっかけや理由はありますか。

山口 友達から最初に誘われて、ラリーしてすごい楽しかったので、卓球で頑張っていこうって感じでした。

――それでは、まず舟山選手からファンの皆様にメッセージを。

舟山 本当に今大会たくさんの応援をいただいて、本当にその大きな応援が自分の力となりましたし、1敗してしまっても、気持ちを立て直す本当に大きな大きな力となりました。本当にありがとうございました。

――山口選手、ファンの方々に一言お願いします。

山口 いつも応援ありがとうございます。引き続き応援よろしくお願いします。

――ありがとうございました。

舟山真弘選手のプロフィール

さいたま市出身、22歳。早稲田大学高等学院から早稲田大学に進み、卓球部で健常の選手と一緒に練習してきました。大学1年だった2023年のパラ卓球ジャパンオープンでクラス10優勝。パリ2024パラリンピックに出場し、男子ダブルスは八木克勝選手と組みました。今年4月に社会人になり、2026年の全日本パラ卓球選手権クラス10で優勝。愛知・名古屋2026アジアパラ競技大会は、10月20日の男子シングルス クラス10決勝で台湾の選手に3-0で勝って金メダルを獲得しました。八木選手と組む男子ダブルス(MD18)は、22日(木)10時5分からグループリーグの2試合目でタイのペアと対戦します。

山口美也選手のプロフィール

滋賀県野洲市出身、24歳。守備型のカットマンで、2025年に知的障害のクラス11の世界ランキング1位になりました。しがスポーツ大使も務めています。初出場の愛知・名古屋2026アジアパラ競技大会は、10月20日の女子シングルス クラス11で準決勝を3-0、決勝を香港の選手に3-2で勝って金メダルを獲得しました。和田なつき選手と組む女子ダブルス(WD22)は、21日に香港のペアに3-2で勝ち、22日(木)9時30分から台湾のペア、23日(金)9時30分からタイのペアと対戦します。会場はスカイホール豊田(豊田市)。日程・結果は大会公式リザルトで確認できます。

笑顔でメダルを見せるパラ卓球の4人
ファンにサインをする山口美也選手
ステージのあと、ファンにサインをする山口選手。写真提供:ONE HEART WORLD 事務局
子どもにサインをする舟山真弘選手
子どもにサインをする舟山選手。写真提供:ONE HEART WORLD 事務局

「純粋に強くなるっていうことを考えた上で、時にやっぱりより高いレベルの場所に身を置いてやることが必要」と話した舟山選手と、「とにかく自分のペースでゆっくりやる」と決勝の最終ゲームを振り返った山口選手。母国開催のアジアパラで2人とも頂点に立ちました。2人の戦いは、ダブルスでまだ続きます。

ONE HEART WORLDはどんなイベント?

ONE HEART WORLD(ワン ハート ワールド)は、第5回アジアパラ競技大会の大会公式セレブレーション・ファンゾーンです。10月18日(日)から24日(土)まで、オアシス21のアジアパラ競技大会ライブサイトの中で開かれ、入場は無料です。19日から24日は水谷隼さん、松田丈志さん、潮田玲子さんらが日替わりで登壇する「レジェンドアスリートトークショー」、20日から23日はメダリストや出場選手を迎える「アスリートセレブレーション」があります。日別の登壇ゲストと時間割はONE HEART WORLDの記事、ライブサイトのステージや体験コーナーはライブサイトの記事にまとめています。

名称ONE HEART WORLD(ワン ハート ワールド)
期間2026年10月18日(日)〜24日(土)
時間19〜23日 18:00〜20:00/24日 17:00〜20:00(公式サイトのスケジュール。変更の場合あり)
会場オアシス21(名古屋市東区東桜1-11-1)アジアパラ競技大会ライブサイト内
入場料無料
公式サイトoneheartworld-aichi-nagoya2026.org

同じ日のミックスゾーンで聞いた選手の言葉は、福永凌太選手・加藤茜選手、辻尾玲奈選手、八木克勝選手のインタビュー記事にまとめています。この日のトークショーとアスリートセレブレーションの流れはイベントのレポ記事をどうぞ。前日20日のアスリートセレブレーション初日は20日のレポ、19日のトークショーは19日のレポ、小須田潤太さんと伊藤則子さんの話はインタビュー記事にあります。

よくある質問(FAQ)

  • 舟山真弘選手と山口美也選手の今大会の結果は?

    2026年10月20日、スカイホール豊田で、舟山選手は男子シングルス クラス10の決勝で台湾の選手に3-0で勝って金メダル、山口選手は女子シングルス クラス11の決勝で香港の選手に3-2で勝って金メダルを獲得しました。

  • 2人のダブルスの試合はいつですか?

    舟山選手は八木克勝選手と組む男子ダブルス(MD18)で、10月22日(木)10時5分からタイのペアと対戦します。山口選手は和田なつき選手と組む女子ダブルス(WD22)で、22日(木)9時30分から台湾のペア、23日(金)9時30分からタイのペアと対戦します。会場はスカイホール豊田です。

  • 舟山選手はどんな選手ですか?

    さいたま市出身、22歳。早稲田大学の卓球部で健常の選手と練習し、パリ2024パラリンピックに出場しました。2026年の全日本パラ卓球選手権クラス10で優勝しています。

  • 山口選手はどんな選手ですか?

    滋賀県野洲市出身、24歳のカットマンです。2025年に知的障害のクラス11の世界ランキング1位になりました。アジアパラ競技大会は初出場です。

※この記事は2026年10月21日にオアシス21のONE HEART WORLDで行ったミックスゾーンの囲み取材をもとにしています。発言は本人の言葉のままで、口ぐせのみ省いています。ONE HEART WORLDの日程・出演者は変更される場合があるので、最新の情報は公式サイトで確認してください。

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