アジアパラ競技大会6日目の2026年10月23日(金)、オアシス21(名古屋市東区)のONE HEART WORLD「アスリートセレブレーション」に、車いすテニス クァードの川野将太選手と宇佐美慧選手が登壇しました。2人で組んだクァードダブルスで金メダル。宇佐美選手は初出場ながらクァードシングルスでも金メダルを取り、2冠です。ステージのあとのミックスゾーンで、シングルスの悔しさからの切り替え方と、困難の乗り越え方を聞きました。

| 名前 | 川野将太(かわの・しょうた)選手、宇佐美慧(うさみ・けい)選手 |
| 競技 | 車いすテニス クァード(腕にも障害がある選手のクラス) |
| 今大会 | クァードダブルス=川野・宇佐美組が決勝でタイのペアに2-0で勝って金メダル。クァードシングルス=宇佐美選手が23日の決勝でタイの選手に2-0で勝って金メダル(会場は名古屋市東山公園テニスセンター) |
川野選手「一旦その気持ちを忘れて、気持ちを切り替えて、ダブルスに挑むことができました」
――まず川野さん、今回このステージに上がられていかがでしたか。
川野 最初に、1試合目がシングル戦で、1試合目で負けてしまって、すごいやっぱり悔しいし、辛い思いだったんです。けれども、翌日からダブルス戦を控えてたんで、一旦その気持ちを忘れて、気持ちを切り替えて、ダブルスに挑むことができました。
そして最終的にこういった金メダルという最高の結果を出すことができて、本当にもう嬉しい気持ちでいっぱいです。
――切り替えられたポイントみたいのはありましたか。
川野 もちろん目標はシングルスでもメダル獲得だったんですけども、シングルスで取れなかった分、どうしてもダブルスでメダルを取りたいという気持ちが大きかったので、うまく気持ちを切り替えることができたんじゃないかなと思います。
宇佐美選手「まさか自分が初出場ながら金メダルを取れるとは思ってもいなかった」
――宇佐美さんは今回メダルを獲得して、そしてこのステージに上がれて、今の気持ちはいかがですか。
宇佐美 ダブルスに関しては、もう本当に昔から大変お世話になっている川野選手と一緒に、このステージで最高の形で金メダルという結果を出せたことに本当に嬉しいです。シングルスにおいても、まさか自分が初出場ながら金メダルを取れるとは思ってもいなかったので、もう最高ですね。
――自国開催でこういう大会は初出場だったと思うんですけども、やはり他の試合とは違いましたか。
宇佐美 日の丸を背負って戦う試合っていうのは特別な思いもありますし、ましてや自国開催ということもあってプレッシャーもあったんですけど、観客の皆さんを味方につけて最後まで戦い抜くことができました。結果このメダル2つ、しかも金メダル2つという形で終えたので、本当に楽しい1週間でした。

川野選手「この金メダルをどうしても首にかけたくて」
――川野選手は競技を続けていく中で大変だったことあったと思うんですけども、それをどうやって乗り越えてこられましたか。
川野 悔しい思いとか、もう無理なんじゃないかなということを何回も思ったんですけど、テニスを始めて、パラリンピックを目指そうって思ってから、もう約20年近く経つんですけど、この金メダルをどうしても首にかけたくて、その思い一つで、全てを乗り越えてきました。
宇佐美選手「二人で取った金メダルなので」
――宇佐美選手は、困難にぶつかったとき、どうやって乗り越えられてきましたか。
宇佐美 皆さん、周りの家族や友人、応援してくれる皆様、コーチ、トレーナー、そういった方々に僕は支えられてここまで来れたと思っているので、本当に皆様に感謝してますし、ダブルスに関して言えば、何よりも川野選手に感謝しきれないです。二人で取った金メダルなので。
本当、これからもっともっと自分を応援してもらえるような、お客さん、ファンをいっぱい作っていけたらなと思います。
「皆さんの声援があってこそ取れたメダル」
――ファンの方々に、川野選手から一言いただけますか。
川野 そうですね。本当、自分たちの力はもう十分発揮したと。ただそれプラス、皆さんの声援があってこそ取れたメダルだと思うので、本当にもう皆さんに感謝しきれない。そして本当、「ありがとう」と皆さんにお伝えしたいです。
――宇佐美選手、ファンの方々に一言お願いできますか。
宇佐美 この金メダルは、応援してくれるみんなと取ったメダルです。皆さんに本当「おめでとうございます」と言いたいぐらい感謝してますし、これからも我々車いすテニスのクァードクラスを応援してもらえたらなと思います。
――ありがとうございました。
川野将太選手・宇佐美慧選手のプロフィール
2人とも、腕にも障害がある選手のクラス「クァード」でプレーする車いすテニスの選手です。川野将太選手は、テニスを始めてパラリンピックを目指すようになってから「約もう20年近く」と話すベテラン。宇佐美慧選手は今大会がアジアパラ初出場で、クァードシングルスとクァードダブルスの2冠を達成しました。宇佐美選手は川野選手を「昔から大変お世話になっている」と話します。
「二人で取った金メダルなので」。宇佐美選手は、長く世話になってきた川野選手への感謝を口にしました。約20年、金メダルを首にかけることを目指してきた川野選手は、その思いを地元・日本のコートでかなえました。
ONE HEART WORLDはどんなイベント?
ONE HEART WORLD(ワン ハート ワールド)は、第5回アジアパラ競技大会の大会公式セレブレーション・ファンゾーンです。10月18日(日)から24日(土)まで、オアシス21のアジアパラ競技大会ライブサイトの中で開かれ、入場は無料です。19日から24日はオリンピアン・パラリンピアンが日替わりで登壇する「レジェンドアスリートトークショー」、20日から24日はメダリストや出場選手を迎える「アスリートセレブレーション」があります。日別の登壇ゲストと時間割はONE HEART WORLDの記事、ライブサイトのステージや体験コーナーはライブサイトの記事にまとめています。
| 名称 | ONE HEART WORLD(ワン ハート ワールド) |
| 期間 | 2026年10月18日(日)〜24日(土) |
| 時間 | 日によって異なる(23日は18:30からトークショー、19時ごろからアスリートセレブレーション。24日は10時からアスリートセレブレーションの予定)。最新の時間は公式サイトで確認を |
| 会場 | オアシス21(名古屋市東区東桜1-11-1)アジアパラ競技大会ライブサイト内 |
| 入場料 | 無料 |
| 公式サイト | oneheartworld-aichi-nagoya2026.org |
前日22日のONE HEART WORLDは22日のレポ、21日は21日のレポ、アスリートセレブレーション初日の20日は20日のレポにあります。
この日(10月23日)のONE HEART WORLD全体の様子は23日のレポにまとめています。同じ日にミックスゾーンで話を聞いた、ほかの選手のインタビューはこちらです。
- パラ卓球:岩渕幸洋選手/阿部隼万選手/友野有理選手/七野一輝選手/三浦稟々選手
- パラアーチェリー:篠原彩選手
- パラ陸上:石田駆選手/和田伸也選手・長谷部匠さん
- 車いすバスケットボール女子:萩野真世・郡司渚名・上野晴香・清水千浪の4選手
- パラ柔道:ショフルフ・ナザロフ選手(タジキスタン)
- ゴールボール:宮食行次選手/金子和也選手/高橋利恵子選手
- 車いすテニス:髙室冴綺選手・田中愛美選手・大谷桃子選手/上地結衣選手
よくある質問(FAQ)
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川野将太選手・宇佐美慧選手の今大会の結果は?
2人で組んだクァードダブルスで金メダル。宇佐美選手はクァードシングルスでも金メダルを取り、2冠でした。
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クァードとはどんなクラスですか?
車いすテニスで、脚だけでなく腕にも障害がある選手のクラスです。
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川野選手が困難を乗り越えられた理由は?
パラリンピックを目指してから約20年近く、「この金メダルをどうしても首にかけたくて、その思い一つで、全てを乗り越えてきました」と話しました。
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2人はONE HEART WORLDのいつ登壇しましたか?
2026年10月23日(金)のアスリートセレブレーション5組目に登壇しました。
※この記事は2026年10月23日にオアシス21のONE HEART WORLDで行ったミックスゾーンの囲み取材と、ステージでの発言をもとにしています。発言は本人の言葉のままで、口ぐせのみ省いています。ONE HEART WORLDの日程・出演者は変更される場合があるので、最新の情報は公式サイトで確認してください。