2026年9月29日、久屋大通公園「ONE ASIA WORLD」のメダリストセレブレーションに、名古屋のパロマ瑞穂スタジアムで行われたアジア競技大会の陸上で、出場した3種目すべてでメダルを獲得した田中希実選手が登場しました。今年4月、刈谷市に本社を置く豊田自動織機に再入社した、愛知ゆかりのランナーです。最後のレースの5000mから一夜明けた田中選手に、しゃちほこニュースがステージ後の囲み取材で話を聞きました。

10000m銀、1500m銅、5000m銀。5日間で3つのメダル
田中選手は9月24日夜の女子10000mで32分41秒54の銀メダル。26日夜の1500mでは4分06秒14で銅メダルを獲得しました。女子1500mでの日本勢のメダルは、2006年ドーハ大会で銀メダルを獲得した小林祐梨子さん以来20年ぶりです。そして28日夜、雨の中で行われた5000mでは15分11秒65で銀メダル。10000mと5000mで優勝したのは、いずれもバーレーンのヤヴィ選手でした。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 女子10000m | 銀メダル(9月24日、32分41秒54) |
| 女子1500m | 銅メダル(9月26日、4分06秒14) |
| 女子5000m | 銀メダル(9月28日、15分11秒65) |
| 会場 | パロマ瑞穂スタジアム(名古屋市瑞穂区) |
| 所属 | 豊田自動織機(本社・愛知県刈谷市) |
| 登場時刻 | 9月29日 18:15ごろ |

田中希実選手インタビュー「この悔しさが、また次、それでも走る、頑張るということにつながってくる」
田中選手は兵庫県出身の27歳。1500mと5000mの日本記録を持ち、東京とパリの2大会続けて五輪に出場しています。大学在学中から豊田自動織機の支援を受け、卒業後は社員として活動。2023年にプロに転向した後、2026年4月1日付で同社に再入社しました。再入社の際には「創立100年という記念すべき年に、再び豊田自動織機の名を背負って走れることを誇りに思います」とコメントしています。

取材時間が残りわずかな中、快く取材に応じてくださいました。
――5日間で3つのレースという、かなりハードなスケジュールでした。田中選手にとって、この日程はどうでしたか。
田中選手:レース内容にもよるかなとは思ったんですけど、普通の大会だったら3種目で挑む選手は少ない中、今回は幸いアジアの舞台ということで、各国で3種目に挑んだり、3種目じゃなくても何かしら種目を兼ねている選手が多かったんです。きついのは自分だけじゃないと思えたり、どの選手もあまりきつい展開にはしたくないという、目的が一致している部分があったので、本当に足の削り合いというよりは、心理戦に近いような展開になっていきました。それが自分自身の学びにもなったかなと思います。
――ファンの皆さんに一言お願いします。
田中選手:日本で開催されるこのような大会は、自分の生涯でもしかしたらないかもしれないので、やっぱり皆さんに勝っている姿をお見せしたかったんですけど。おそらく日本の舞台で「今度こそ」というのは、もう二度とかなわないんじゃないかなと思います。でも、そのこと自体に価値があるというか、この悔しさや、ちょっと切なさのようなものが、また次、それでも走る、頑張るということにつながってくると思います。それは皆さんが変わらず応援してくださる姿勢にもあるので。私自身は次を向いているんですけど、逆に、今回私が3種目走ったことを、皆さんにずっと覚えていてくださったらうれしいなと思います。
3種目で3つのメダル。それでも「勝っている姿をお見せしたかった」と語る田中選手の言葉には、悔しさと、それを次の力に変えようとする強さを感じました。
田中希実選手のSNS
- Instagram:@nozomi_tanaka_official
- YouTube:@nonstop-project
メダリストセレブレーションとは
メダリストセレブレーションは、アジア競技大会でメダルを獲得した選手が久屋大通公園の「ONE ASIA WORLD」ステージに登場し、来場者と喜びを分かち合うイベントです。9月21日から10月3日は毎日18:00〜19:30、最終日の10月4日は10:00〜12:00に開かれます。

9月29日に登場した全メダリストと登場時刻はONE ASIA WORLD 9月29日のスケジュールに、観覧の仕組みや混雑の目安はメダリストセレブレーション観覧ガイドに、会場全体の楽しみ方はONE ASIA WORLD完全ガイドにまとめています。
メダリストインタビュー特集
しゃちほこニュースがメダリストセレブレーション会場で取材した、ほかの競技のインタビューです。
9月29日の取材
- eスポーツ NARAKA: BLADEPOINT(銀)タイ代表
- 競泳 男子200m背泳ぎ(金)西小野皓大選手
- クラッシュ 男子81kg級(銅)大吉賢選手
- 陸上 女子マラソン競歩(銅)梅野倖子選手
- 卓球 女子団体(銀)長﨑美柚選手
- 卓球 女子団体(銀)面手凛選手
- 卓球 女子団体・女子ダブルス(銀)女子シングルス(銅)早田ひな選手
9月28日の取材
- 競泳 男子200m個人メドレー(金)松下知之選手
- アーティスティックスイミング デュエット・チーム(銀)比嘉もえ選手
- BMXレーシング男子(金)中井飛馬選手
- 総合馬術 団体(銀)個人(銅)大岩義明選手
- 陸上 女子やり投(銅)武本紗栄選手
- 陸上 女子やり投(銀)北口榛花選手
- 射撃 男子10mエアピストル団体(銀)インドネシア代表
- eスポーツ ポケモンユナイト(金)佐藤博希選手
9月27日の取材
- eスポーツ 対戦格闘団体戦(銀)樋口孝治郎選手・中山大地選手・澤田彰仁選手/ぷよぷよ(銅)タナラック選手・タイ
- バスケットボール女子(銀)常田亜美選手
- カヌー 混合カヤックペア500m(銅)井上暉央選手・福田りん選手
- フェンシング女子フルーレ団体(金)辻すみれ選手
- BMXフリースタイル男子パーク(金)中村輪夢選手
9月26日の取材
- バスケットボール3×3女子(金)堀内桜花選手・山本遥香選手
- 体操女子団体(銀)岸里奈選手・中村遥香選手
- フェンシング男子フルーレ 個人・団体(金)飯村一輝選手
- 陸上 女子七種競技(金)田中友梨選手
- 武術太極拳(銀)孫家閎選手・チャイニーズタイペイ
よくある質問(FAQ)
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田中希実選手のアジア大会の成績は?
パロマ瑞穂スタジアムで、女子10000m(9月24日)で銀メダル、1500m(9月26日)で銅メダル、5000m(9月28日)で銀メダルを獲得し、出場した3種目すべてでメダルを手にしました。
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田中希実選手と愛知の関係は?
所属の豊田自動織機は愛知県刈谷市に本社があります。大学在学中から同社の支援を受け、2023年にプロ転向した後、2026年4月1日付で再入社しました。
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このインタビューはどこで行われましたか?
2026年9月29日、久屋大通公園のONE ASIA WORLDで開かれたメダリストセレブレーションのステージ後、メディア向けの囲み取材で行いました。
取材情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 取材日 | 2026年9月29日(火)18:15ごろの登壇後 |
| 競技・種目 | 陸上 女子10000m・1500m・5000m |
| 結果 | 銀メダル2・銅メダル1 |
| 取材した選手 | 田中希実選手 |
| 会場 | ONE ASIA WORLD(久屋大通公園)メダリストセレブレーション |
| 地図 | Googleマップで見る |
| 取材 | しゃちほこニュース |
※掲載情報は2026年9月29日時点のものです。選手のコメントは会場での囲み取材をもとに、読みやすいように一部を整えています。競技結果は大会公式サイト、JOC、各競技団体の発表などを参照しました。