2026年9月29日、久屋大通公園「ONE ASIA WORLD」のメダリストセレブレーションに、前日の9月28日に愛知県武道館(名古屋市港区)で行われたアジア競技大会のクラッシュ男子81kg級で銅メダルを獲得した大吉賢選手が登場しました。柔道からクラッシュに転向して臨んだアジア大会。メダルから一夜明けた大吉選手に、しゃちほこニュースがステージ後の囲み取材で話を聞きました。

立ち技の投げだけで競う「クラッシュ」。準々決勝まで一本勝ち
クラッシュは中央アジアに古くから伝わる格闘技で、ウズベキスタンでは国技に近い存在です。柔道に似ていますが、寝技や絞め技、関節技はなく、立った状態の投げ技だけで競います。相手を投げて背中をつければ一本勝ちです。
大吉選手は初戦でモンゴルの選手、準々決勝でイランの選手に、いずれも一本(ハロール)を奪って10-0で勝利。準決勝では、この階級で銀メダルとなったイランの選手に0-5で敗れ、銅メダルとなりました。金メダルはウズベキスタンの選手でした。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 競技日 | 2026年9月28日(月) |
| 会場 | 愛知県武道館(名古屋市港区) |
| 大吉選手の勝ち上がり | 初戦 10-0(モンゴル)、準々決勝 10-0(イラン)、準決勝 0-5(イラン)→ 銅メダル |
| 金メダル | ウズベキスタン |
| 登場時刻 | 9月29日 18:15ごろ |

大吉賢選手インタビュー「応援してくださる日本の皆さんのために頑張れた」
大吉選手は茨城県筑西市出身の27歳。5歳から地元の道場で柔道を始め、日本体育大学に進みました。柔道では73kg級で2022年の講道館杯を制し、前回の杭州アジア大会では柔道の混合団体で金メダルを獲得しています。今回はクラッシュの81kg級で、2大会続けてアジア大会のメダルを手にしました。
――銅メダルおめでとうございます。柔道からクラッシュに転向しての大会でした。柔道時代の仲間から、何かメッセージは届きましたか。
大吉選手:柔道のアスリートとしては引退して、転向しての今回だったんですけど、一緒に練習を積み上げてきた柔道の仲間から、すごく激励の言葉をもらいましたし、メダルを取った後は「おめでとう」と言ってもらえて、いい報告ができたと思います。
――以前、ライバルと競うよりも、仲間のためにと考えた時の方が力が出る、と話していました。個人戦は一人で頑張るもの、と思いがちですが、どういうことなのでしょうか。
大吉選手:今回に関しては、仲間のためというよりは、応援してくださる日本の皆さんのために頑張る、ということでした。それこそ仲間というか、日本全体で頑張ろうというところで、そのために頑張れました。
――一方で、負けた時はとても大きくへこむ、とも話していました。次の試合に向けて気持ちを立て直すために、意識していることはありますか。
大吉選手:今回は全力を尽くして負けたんですけど、全力を出して負けたなら、それは仕方がないこと。次はどう戦おうかな、という楽しみができた。それが次の原動力になるのかなと思います。
――メダリストセレブレーションで、ランウェイを歩いてみていかがでしたか。
大吉選手:最初に言った通り、日本のために、日本の国民の皆さんのために戦うというところで、こうやってご報告をした上で、笑顔で迎え入れてくださって、声をかけていただきました。今回自分が戦ってきた意味があったのかな、自分の気持ちも報われたのかな、と。自分にとって、なぜ競技をするのかを再認識する機会になったと思います。
――クラッシュの魅力を教えてください。
大吉選手:立ち技のみで4分間戦い抜くところで、一瞬たりとも気を抜けない攻防がやはりあると思います。その中で、中央アジアの選手が得意とする分野に、いかに日本の技術をぶつけていくか。歴史のある競技に向かっていく姿は、日本人からしたら魅力だと思います。また、投げ技が4分間続くので、ハラハラする展開が魅力になるのかなと思います。
――最後に、応援してくれた皆さんに一言お願いします。
大吉選手:応援ありがとうございました。本当に皆様の応援が自分の力になって、諦めそうな時も背中を押してくれました。こうやってご報告ができてうれしいです。また頑張ります。
柔道で積み上げた技術を、中央アジア発祥のクラッシュにぶつけてつかんだ銅メダル。「全力を出して負けたなら、それは仕方がないこと。次はどう戦おうかな、という楽しみができた」という言葉に、新しい競技での次の挑戦への前向きさがにじんでいました。
メダリストセレブレーションとは
メダリストセレブレーションは、アジア競技大会でメダルを獲得した選手が久屋大通公園の「ONE ASIA WORLD」ステージに登場し、来場者と喜びを分かち合うイベントです。9月21日から10月3日は毎日18:00〜19:30、最終日の10月4日は10:00〜12:00に開かれます。

9月29日に登場した全メダリストと登場時刻はONE ASIA WORLD 9月29日のスケジュールに、観覧の仕組みや混雑の目安はメダリストセレブレーション観覧ガイドに、会場全体の楽しみ方はONE ASIA WORLD完全ガイドにまとめています。
メダリストインタビュー特集
しゃちほこニュースがメダリストセレブレーション会場で取材した、ほかの競技のインタビューです。
9月29日の取材
- eスポーツ NARAKA: BLADEPOINT(銀)タイ代表
- 競泳 男子200m背泳ぎ(金)西小野皓大選手
- 陸上 女子マラソン競歩(銅)梅野倖子選手
- 陸上 女子5000m・10000m(銀)1500m(銅)田中希実選手
- 卓球 女子団体(銀)長﨑美柚選手
- 卓球 女子団体(銀)面手凛選手
- 卓球 女子団体・女子ダブルス(銀)女子シングルス(銅)早田ひな選手
9月28日の取材
- 競泳 男子200m個人メドレー(金)松下知之選手
- アーティスティックスイミング デュエット・チーム(銀)比嘉もえ選手
- BMXレーシング男子(金)中井飛馬選手
- 総合馬術 団体(銀)個人(銅)大岩義明選手
- 陸上 女子やり投(銅)武本紗栄選手
- 陸上 女子やり投(銀)北口榛花選手
- 射撃 男子10mエアピストル団体(銀)インドネシア代表
- eスポーツ ポケモンユナイト(金)佐藤博希選手
9月27日の取材
- eスポーツ 対戦格闘団体戦(銀)樋口孝治郎選手・中山大地選手・澤田彰仁選手/ぷよぷよ(銅)タナラック選手・タイ
- バスケットボール女子(銀)常田亜美選手
- カヌー 混合カヤックペア500m(銅)井上暉央選手・福田りん選手
- フェンシング女子フルーレ団体(金)辻すみれ選手
- BMXフリースタイル男子パーク(金)中村輪夢選手
9月26日の取材
- バスケットボール3×3女子(金)堀内桜花選手・山本遥香選手
- 体操女子団体(銀)岸里奈選手・中村遥香選手
- フェンシング男子フルーレ 個人・団体(金)飯村一輝選手
- 陸上 女子七種競技(金)田中友梨選手
- 武術太極拳(銀)孫家閎選手・チャイニーズタイペイ
よくある質問(FAQ)
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クラッシュとはどんな競技ですか?
中央アジアに古くから伝わる格闘技で、ウズベキスタンでは国技に近い存在です。寝技・絞め技・関節技はなく、立った状態の投げ技だけで競い、相手を投げて背中をつけると一本勝ちになります。
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大吉賢選手のアジア大会の結果は?
2026年9月28日、愛知県武道館(名古屋市港区)で行われたクラッシュ男子81kg級で、初戦と準々決勝を一本勝ちし、準決勝でイランの選手に敗れて銅メダルを獲得しました。
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このインタビューはどこで行われましたか?
2026年9月29日、久屋大通公園のONE ASIA WORLDで開かれたメダリストセレブレーションのステージ後、メディア向けの囲み取材で行いました。
取材情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 取材日 | 2026年9月29日(火)18:15ごろの登壇後 |
| 競技・種目 | クラッシュ 男子81kg級 |
| 結果 | 銅メダル |
| 取材した選手 | 大吉賢選手 |
| 会場 | ONE ASIA WORLD(久屋大通公園)メダリストセレブレーション |
| 地図 | Googleマップで見る |
| 取材 | しゃちほこニュース |
※掲載情報は2026年9月29日時点のものです。選手のコメントは会場での囲み取材をもとに、読みやすいように一部を整えています。競技結果は大会公式サイト、JOC、各競技団体の発表などを参照しました。