2026年9月27日、久屋大通公園「ONE ASIA WORLD」のメダリストセレブレーションに、アジア競技大会のeスポーツでメダルを獲得した選手たちが登場しました。対戦格闘団体戦で銀メダルを獲得した樋口孝治郎選手・中山大地選手・澤田彰仁選手の3人と、ぷよぷよeスポーツで銅メダルを獲得したタイのタナラック(WONGKITIKUN Tanarak)選手に、しゃちほこニュースがステージ後の囲み取材で話を聞きました。ステージには、ぷよぷよeスポーツでアジア大会史上最年少の金メダルを獲得した11歳の栗原悠輝選手も登場しました。

eスポーツのメダリストが18:00に登場
この日のトップバッターとして18:00に登場したのは、ぷよぷよeスポーツで金メダルの栗原悠輝選手と銅メダルのタナラック選手(タイ)、対戦格闘団体戦で銀メダルの日本代表3人です。eスポーツの競技は、愛知県国際展示場(Aichi Sky Expo、常滑市)で行われました。
対戦格闘団体戦は、「ストリートファイター6」「鉄拳8」「THE KING OF FIGHTERS XV」の3タイトルで戦う団体戦です。日本はグループステージを1位で通過し、準々決勝でバーレーン、準決勝で香港を破って決勝へ。9月26日の決勝では韓国を相手に、ストリートファイター6の樋口選手、鉄拳8の中山選手がセットを取って2-1とリードしましたが、そこから4セットを続けて奪われ、セットカウント2-5で敗れて銀メダルとなりました。

ぷよぷよeスポーツでは栗原悠輝選手が金メダル。タナラック選手は準決勝で栗原選手に敗れ、銅メダルを獲得しました(3位決定戦はなく、銅メダルは2人)。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 競技・種目 | eスポーツ 対戦格闘団体戦/ぷよぷよeスポーツ |
| 対戦格闘団体戦 | 銀メダル(決勝 セットカウント2-5 韓国) |
| 日本代表 | 樋口孝治郎(ストリートファイター6/ZETA DIVISION)、中山大地(鉄拳8/TeamYAMASA)、澤田彰仁(THE KING OF FIGHTERS XV/AMATERASU GAMING) |
| ぷよぷよeスポーツ | 金メダル:栗原悠輝(日本)/銅メダル:WONGKITIKUN Tanarak(タイ)ほか |
| 競技会場 | 愛知県国際展示場(Aichi Sky Expo・常滑市) |
| 登場時刻 | 9月27日 18:00ごろ |
ぷよぷよ金メダルの栗原悠輝選手、11歳でアジア大会史上最年少の金メダリストに

18:00の登場で、ステージの大型ビジョンに大きく映し出されたのが、ぷよぷよeスポーツで金メダルを獲得した栗原悠輝選手です。栗原選手は11歳。9月26日の決勝で韓国のカン・ドンシン選手を10-2で破り、アジア大会史上最年少の金メダリストとなりました。

日本選手団の中でも最年少で、アジア大会のeスポーツで日本勢初の金メダルでもあります。

タナラック選手(タイ)「この舞台のために2年間練習してきた」
緑・黄・赤の“ぷよ”を積み重ねた大きなぬいぐるみを抱えて取材エリアに現れたタナラック選手。タイ語で答え、英語の通訳を介して話を聞きました。以下は通訳の英語をもとにした要旨です。

――銅メダルおめでとうございます。一夜明けて、今の気持ちはいかがですか。
タナラック選手:この舞台のために、2年間練習を積んできました。
――タイの家族や友人、チームメイトからは、どんな連絡がありましたか。
タナラック選手:応援してくれたみんなに感謝しています。父、母、友人たち、そして何より、いつも支えてくれた彼女に。
――ぷよぷよは日本で生まれたゲームです。日本のぷよぷよファンに一言お願いします。
タナラック選手:これからも練習してもっと上手くなって、日本のほかのプロ選手たちと戦えるようになりたいです。
樋口孝治郎選手(ストリートファイター6)「今回初めて知った方も、ぜひ」
樋口選手はZETA DIVISION所属で、ストリートファイター6を担当。ガイル使いとして知られ、ガイル使いやファンの集まり「ガイル村」の“村長”と呼ばれています。決勝でもガイルで第1セットを取り、日本に先制をもたらしました。

――銀メダルから一夜明けて、“ガイル村”の村民の皆さんからは、どんなメッセージがありましたか。
樋口選手:本当にみんな「おめでとう」と言ってくれて。普段ゲームを見ている人だけでなく、そうじゃない人たちからも言ってもらえたりして、良かったです。
――樋口選手の影響でストリートファイターを始めた方も多いと思います。ファンの皆さんに一言お願いします。
樋口選手:今回のアジア大会で皆さんがすごく応援してくださっていたので、これを機に、よりストリートファイターを楽しんでもらったり、今回で初めて知ったよという方がいれば、ぜひ新規で入ってくれるととても嬉しいです。僕の配信に来てくれたら、いろいろ教えさせていただくので、ぜひ興味を持ってくれたら嬉しいと思います。
中山大地選手(鉄拳8)「仮に僕がダメでも、チームが頑張ってくれる」
――鉄拳ではピンチの場面もあったと思います。緊張やプレッシャーは、どうやって乗り越えていますか。
中山選手:チームが強いので、信じていました。仮に僕がダメでも、チームが頑張ってくれるだろうという気持ちでやっていたので。プレッシャーはありましたけど、チームを信じた結果という感じです。

――チームがいるから、安心して全力を出し切れるということですね。最後に、鉄拳ファンの皆さんにメッセージをお願いします。
中山選手:この競技大会で少しでも、鉄拳に限らず、eスポーツというものの魅力を知ってもらえたらすごく嬉しいです。もし興味があったら、プレイしてみてもらえたら嬉しいなと思います。
澤田彰仁選手(KOF XV)「疲れた時に、これで元気になる」
澤田選手は、かつて通っていたゲームセンター「score」の店名に由来する「スコア」のプレイヤー名で活動。大阪を拠点に、中学生のころから格闘ゲームの対戦に打ち込んできたベテランです。

――中学から格闘ゲームを続けてきて、気持ちが切れそうになったことはありましたか。
澤田選手:忙しくてできない時はありますけど、それでも好きなものなので。趣味で続けてきて、その延長で今回のメダルにつながったような感じなので、途切れるといったことはなく、むしろ疲れた時にこれで元気になる、みたいなところもあります。
――「スコア」という名前はゲームセンターの店名が由来と聞きました。地元・大阪の仲間からは、どんなメッセージが届きましたか。
澤田選手:友達は大阪だけでなく全国にいるんですけど、普段練習しているところから「見てたよ」「おめでとう」といった声が結構来ています。
――KOFのファンの皆さんに一言お願いします。
澤田選手:これからも頑張っていくので、プレイヤーの方々も楽しみつつ、みんなでこれからも一緒にプレイしていきましょう。よろしくお願いします。
3人に共通していたのは、アジア大会をきっかけに格闘ゲームやeスポーツに触れる人が増えてほしいという思いでした。取材エリアでは、国や競技タイトルの違いを越えて、eスポーツのメダリスト5人が並んで記念撮影に応じていました。
樋口孝治郎選手・中山大地選手・澤田彰仁選手のSNS
- 樋口孝治郎選手(ひぐち) X:@higuchi010914/YouTube:ひぐちゃんねる
- 中山大地選手(ノビ) X:@daichinobi/YouTube:nobi tube
- 澤田彰仁選手(SCORE) X:@score33333/YouTube:SCOREの格ゲー人生
メダリストセレブレーションとは
メダリストセレブレーションは、アジア競技大会でメダルを獲得した選手が久屋大通公園の「ONE ASIA WORLD」ステージに登場し、来場者と喜びを分かち合うイベントです。9月21日から10月3日は毎日18:00〜19:30、最終日の10月4日は10:00〜12:00に開かれます。
観覧の仕組みや混雑の目安はメダリストセレブレーション観覧ガイドに、会場全体の楽しみ方はONE ASIA WORLD完全ガイドにまとめています。
メダリストインタビュー特集
しゃちほこニュースがメダリストセレブレーション会場で取材した、ほかの競技のインタビューです。
取材したメダリストの言葉を競技別に一覧できるメダリストインタビューまとめもあわせてご覧ください。
10月4日の取材
- 水球男子(金)稲場悠介選手
- ブレイキン B-Boys(金)Shigekix(半井重幸)選手
- 新体操 団体総合(銀)田口久乃選手・西本愛実選手
- ラグビー7人制 男子(銅)古賀由教選手・中野剛通選手
- ラグビー7人制 女子(金)須田倫代選手・大内田夏月選手
- 柔道 男子90kg級(金)岡田陸選手
- スポーツクライミング 男子リード(金)鈴木音生選手
- レスリング 女子62kg級(金)尾﨑野乃香選手
- レスリング 女子76kg級(金)鏡優翔選手
- バレーボール男子(銀)新井雄大選手
10月3日の取材
- カヌースラローム 女子カヤックシングル(金)伊藤くるみ選手
- ボクシング 男子70kg級・女子54kg級・男子60kg級(銅)岡澤セオン選手・並木月海選手・北本隼輔選手
- ボクシング 男子55kg級(金)山口瑠選手
- セーリング 混合470級(金)磯崎哲也選手・関友里恵選手
- セーリング 女子49erFX(金)永松瀬羅選手・田中美紗樹選手
- テニス 混合ダブルス(金)柴原瑛菜選手
- テニス 男子ダブルス(金)楠原悠介選手・中川舜祐選手
- テニス 男子シングルス(銅)松岡隼選手
10月2日の取材
- テコンドー 女子個人プムセ(銅)丹羽結子選手
- アーチェリー コンパウンド女子個人(金)ヌリサ・ディアン・アシュリファ選手・インドネシア
- レスリング 男子グレコローマン67kg級(銀)曽我部京太郎選手・60kg級(銅)鈴木絢大選手
- レスリング 男子グレコローマン97kg級(金)仲里優力選手
10月1日の取材
- 競泳 女子100m背泳ぎ・4×100mメドレーリレー(銀)女子200m背泳ぎ(銅)白井璃緒選手
- eスポーツ Identity V 第五人格(銀)神谷凌選手と日本代表
- 飛込 男子10m高飛込(銀)玉井陸斗選手
- 柔道 女子52kg級(銅)藤城心選手
- スポーツクライミング 男子ボルダー(銅)楢﨑智亜選手
- スポーツクライミング 男子ボルダー(金)安楽宙斗選手
- 柔道 男子60kg級・女子48kg級(金)近藤隼斗選手・近藤美月選手
9月30日の取材
- eスポーツ PUBG MOBILE(金)タイ代表
- バドミントン 女子ダブルス(銅)女子団体(銀)中西貴映選手
- バドミントン 女子ダブルス(銅)女子団体(銀)岩永鈴選手
- ハンドボール男子(銅)水町孝太郎選手
- 陸上 女子4×100mリレー(銅)御家瀬緑選手
- 陸上 女子200m(金)女子100m(銀)シャンティ・ペレイラ選手・シンガポール
9月29日の取材
- eスポーツ NARAKA: BLADEPOINT(銀)タイ代表
- 競泳 男子200m背泳ぎ(金)西小野皓大選手
- クラッシュ 男子81kg級(銅)大吉賢選手
- 陸上 女子マラソン競歩(銅)梅野倖子選手
- 陸上 女子5000m・10000m(銀)1500m(銅)田中希実選手
- 卓球 女子団体(銀)長﨑美柚選手
- 卓球 女子団体(銀)面手凛選手
- 卓球 女子団体・女子ダブルス(銀)女子シングルス(銅)早田ひな選手
9月28日の取材
- 競泳 男子200m個人メドレー(金)松下知之選手
- アーティスティックスイミング デュエット・チーム(銀)比嘉もえ選手
- BMXレーシング男子(金)中井飛馬選手
- 総合馬術 団体(銀)個人(銅)大岩義明選手
- 陸上 女子やり投(銅)武本紗栄選手
- 陸上 女子やり投(銀)北口榛花選手
- 射撃 男子10mエアピストル団体(銀)インドネシア代表
- eスポーツ ポケモンユナイト(金)佐藤博希選手
9月27日の取材
- バスケットボール女子(銀)主将・常田亜美選手
- カヌー 混合カヤックペア500m(銅)井上暉央選手・福田りん選手
- フェンシング女子フルーレ団体(金)辻すみれ選手
- BMXフリースタイル男子パーク(金)中村輪夢選手
9月26日の取材
- バスケットボール3×3女子(金)堀内桜花選手・山本遥香選手
- 体操女子団体(銀)岸里奈選手・中村遥香選手
- フェンシング男子フルーレ 個人・団体(金)飯村一輝選手
- 陸上 女子七種競技(金)田中友梨選手
- 武術太極拳(銀)孫家閎選手・チャイニーズタイペイ
よくある質問(FAQ)
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対戦格闘団体戦とはどんな競技ですか?
「ストリートファイター6」「鉄拳8」「THE KING OF FIGHTERS XV」の3タイトルで戦うeスポーツの団体戦です。3タイトルに1人ずつ出場し、5セット先取で勝敗を決めます。日本代表は樋口孝治郎選手、中山大地選手、澤田彰仁選手の3人で、決勝で韓国にセットカウント2-5で敗れ、銀メダルを獲得しました。
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ぷよぷよeスポーツの結果は?
11歳の栗原悠輝選手(日本)が金メダルを獲得し、アジア大会史上最年少の金メダリストになりました。アジア大会のeスポーツで日本勢初の金メダルです。タイのタナラック選手は銅メダルを獲得しました。
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このインタビューはどこで行われましたか?
2026年9月27日、久屋大通公園のONE ASIA WORLDで開かれたメダリストセレブレーションのステージ後、メディア向けの囲み取材で行いました。
取材情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 取材日 | 2026年9月27日(日)18:00ごろの登壇後 |
| 競技・種目 | eスポーツ 対戦格闘団体戦/ぷよぷよeスポーツ |
| 結果 | 対戦格闘団体戦 銀、ぷよぷよeスポーツ 銅(タナラック選手) |
| 取材した選手 | 樋口孝治郎選手、中山大地選手、澤田彰仁選手、タナラック選手(タイ) |
| 会場 | ONE ASIA WORLD(久屋大通公園)メダリストセレブレーション |
| 地図 | Googleマップで見る |
| 取材・撮影 | しゃちほこニュース |
※掲載情報は2026年9月27日時点のものです。選手のコメントは会場での囲み取材をもとに、読みやすいように一部を整えています。競技結果は大会公式サイト、JOC、各競技団体の発表などを参照しました。