2026年10月2日、久屋大通公園「ONE ASIA WORLD」のメダリストセレブレーションに、アジア競技大会のレスリング 男子グレコローマン97kg級で金メダルを獲得した仲里優力(なかざと・ゆうり)選手が登場しました。しゃちほこニュースがステージ後の囲み取材で話を聞きました。

準決勝は0-4からの逆転勝ち。90kg級以上では日本勢40年ぶりの金メダル
レスリングの会場は、名古屋市稲永スポーツセンター(名古屋市港区)です。仲里選手は10月1日の男子グレコローマン97kg級に出場。準々決勝でカザフスタンの選手に10-0のテクニカルスペリオリティ(8点以上の差がついた時点で試合終了)で勝つと、準決勝ではイランの選手に第1ピリオドで0-4とリードされながら、第2ピリオドに5点を取って5-4で逆転勝ち。決勝はインドの選手に4-0で勝ち、金メダルを獲得しました。
アジア大会の男子グレコローマンで、日本の選手が90kg級以上の階級で金メダルを獲得したのは、1986年ソウル大会の森山泰年さん(90kg級)以来40年ぶりです。10月2日のメダリストセレブレーションには、日本の男子グレコローマンのメダリスト5人がそろって登場しました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会場 | 名古屋市稲永スポーツセンター(名古屋市港区) |
| 準々決勝(10月1日) | 10-0(カザフスタン)テクニカルスペリオリティ |
| 準決勝(10月1日) | 5-4(イラン) 第1ピリオド0-4から逆転 |
| 決勝(10月1日) | 4-0(インド)で金メダル |
| 登場時刻 | 10月2日 18:15ごろ |

仲里優力選手インタビュー「一人では絶対優勝できなかった」
仲里選手は沖縄県宜野湾市出身の26歳。4歳でレスリングを始め、北部農林高校、日本体育大学へ進みました。2025年4月からは佐賀市の松尾建設に所属し、練習の拠点は母校の日本体育大学です。国際大会での優勝は、今回が初めて。会場になった愛知県は、お母さんの故郷でもあります。

――試合後は、嬉しいというより不思議な感覚だと話していました。一夜明けて、その感覚はいかがですか。
仲里選手:やっと「嬉しい」が出てきましたね。本当に、優勝はやっぱ一人の力じゃできないと思ってましたし、自分でも想像がついてなかったし、実際1位になった時に、これ、本当に一人の実力じゃなくて、応援があっての結果につながったんだと思って。あの時は、嬉しいというよりかは、不思議だなとか、すごいなって。みんなの応援の力って、こんなに、いつものさらに倍の力が出るんだっていうのを感じましたね。1日経って、やっぱ変わんないっす。まだ不思議です。なんで1位取れたんだろうっていう。支えてくれてる人たちがいたから、かっこいいとこ見せたいし、ダサいとこ見せれないなと思ったのが、この結果につながったので。嬉しいも嬉しいですよ。だって、セレブレーション、すごかったっすもん。本当に時間足りなかったっす。みんなと話したかったっす。
――こうしたセレブレーションのイベントは初めてですか。
仲里選手:初めてです。こういうのって、オリンピックとか、そういう大きい大会じゃないとないので、こういう経験をするっていうのは、めちゃくちゃありがたいですね。

――日本の選手がなかなか勝てないと言われてきた重量級での金メダルです。練習で意識してきたことはありますか。
仲里選手:フィジカル面だったり、パワー面を、少しでも徹底して上げていかないと、自分の持ち味を生かせないんだろうなと思ってたので、ウエイトトレーニングだったり、普段の練習っていうのは、意識してやってましたね、海外に向けて。
――試合では、リードされる展開もあると思います。劣勢の時に意識していることはありますか。
仲里選手:もう後半勝負だと思ってるんで、自分は。(相手の)スタミナ削って。なので、落ち着いて、どう取り返そうかっていうことしか考えてないですね。
――今回、たくさんの人にレスリングが伝わったと思います。レスリングの魅力を教えてください。
仲里選手:レスリングっていうのは、体一つで勝負し合うっていう。普通にルールを知らない人から見たら「なんだこれは」ってなるんですけど、知れば知るほど楽しいし、レスリングって体の使い方を覚えれるんで、いろんなスポーツに通じて、ためになるんじゃないかなと思うので、ちっちゃい頃から、本当に体を動かす運動だと思ってやらせてもらえる子どもたちが増えたらと思います。本当にレスリングがもっと人気になって、授業でレスリングの授業があるぐらいの、レスリング人気が出てほしいなと思います。
――最後に、応援してくれたファンの皆さんにメッセージをお願いします。
仲里選手:応援ありがとうございました。一人では絶対優勝できなかったです。実際、自分でも本当に、優勝した時、不思議だなって本当に感じてたので、こうやって支えてくださってる人と、応援してくれる人たちがいるから、頑張れるし、かっこいいとこ見せたいって思えるので、これからも応援よろしくお願いします。
90kg級以上の階級で日本勢40年ぶりの金メダルを手にした仲里選手は、一夜明けても「まだ不思議です」と話し、「一人では絶対優勝できなかった」と、支えてくれる人たちへの感謝を語りました。「授業でレスリングの授業があるぐらい」人気が出てほしいという願いも、聞かせてくれました。
仲里優力選手のSNS
メダリストセレブレーションとは
メダリストセレブレーションは、アジア競技大会でメダルを獲得した選手が久屋大通公園の「ONE ASIA WORLD」ステージに登場し、来場者と喜びを分かち合うイベントです。9月21日から10月3日は毎日18:00〜19:30、最終日の10月4日は10:00〜12:00に開かれます。

10月2日に登場した全メダリストと登場時刻はONE ASIA WORLD 10月2日のスケジュールに、観覧の仕組みや混雑の目安はメダリストセレブレーション観覧ガイドに、会場全体の楽しみ方はONE ASIA WORLD完全ガイドにまとめています。
メダリストインタビュー特集
しゃちほこニュースがメダリストセレブレーション会場で取材した、ほかの選手のインタビューです。
取材したメダリストの言葉を競技別に一覧できるメダリストインタビューまとめもあわせてご覧ください。
10月4日の取材
- 水球男子(金)稲場悠介選手
- ブレイキン B-Boys(金)Shigekix(半井重幸)選手
- 新体操 団体総合(銀)田口久乃選手・西本愛実選手
- ラグビー7人制 男子(銅)古賀由教選手・中野剛通選手
- ラグビー7人制 女子(金)須田倫代選手・大内田夏月選手
- 柔道 男子90kg級(金)岡田陸選手
- スポーツクライミング 男子リード(金)鈴木音生選手
- レスリング 女子62kg級(金)尾﨑野乃香選手
- レスリング 女子76kg級(金)鏡優翔選手
- バレーボール男子(銀)新井雄大選手
10月3日の取材
- カヌースラローム 女子カヤックシングル(金)伊藤くるみ選手
- ボクシング 男子70kg級・女子54kg級・男子60kg級(銅)岡澤セオン選手・並木月海選手・北本隼輔選手
- ボクシング 男子55kg級(金)山口瑠選手
- セーリング 混合470級(金)磯崎哲也選手・関友里恵選手
- セーリング 女子49erFX(金)永松瀬羅選手・田中美紗樹選手
- テニス 混合ダブルス(金)柴原瑛菜選手
- テニス 男子ダブルス(金)楠原悠介選手・中川舜祐選手
- テニス 男子シングルス(銅)松岡隼選手
10月2日の取材
- テコンドー 女子個人プムセ(銅)丹羽結子選手
- アーチェリー コンパウンド女子個人(金)ヌリサ・ディアン・アシュリファ選手・インドネシア
- レスリング 男子グレコローマン67kg級(銀)曽我部京太郎選手・60kg級(銅)鈴木絢大選手
10月1日の取材
- 競泳 女子100m背泳ぎ・4×100mメドレーリレー(銀)女子200m背泳ぎ(銅)白井璃緒選手
- eスポーツ Identity V 第五人格(銀)神谷凌選手と日本代表
- 飛込 男子10m高飛込(銀)玉井陸斗選手
- 柔道 女子52kg級(銅)藤城心選手
- スポーツクライミング 男子ボルダー(銅)楢﨑智亜選手
- スポーツクライミング 男子ボルダー(金)安楽宙斗選手
- 柔道 男子60kg級・女子48kg級(金)近藤隼斗選手・近藤美月選手
9月30日の取材
- eスポーツ PUBG MOBILE(金)タイ代表
- バドミントン 女子ダブルス(銅)女子団体(銀)中西貴映選手
- バドミントン 女子ダブルス(銅)女子団体(銀)岩永鈴選手
- ハンドボール男子(銅)水町孝太郎選手
- 陸上 女子4×100mリレー(銅)御家瀬緑選手
- 陸上 女子200m(金)女子100m(銀)シャンティ・ペレイラ選手・シンガポール
9月29日の取材
- eスポーツ NARAKA: BLADEPOINT(銀)タイ代表
- 競泳 男子200m背泳ぎ(金)西小野皓大選手
- クラッシュ 男子81kg級(銅)大吉賢選手
- 陸上 女子マラソン競歩(銅)梅野倖子選手
- 陸上 女子5000m・10000m(銀)1500m(銅)田中希実選手
- 卓球 女子団体(銀)長﨑美柚選手
- 卓球 女子団体(銀)面手凛選手
- 卓球 女子団体・女子ダブルス(銀)女子シングルス(銅)早田ひな選手
9月28日の取材
- 競泳 男子200m個人メドレー(金)松下知之選手
- アーティスティックスイミング デュエット・チーム(銀)比嘉もえ選手
- BMXレーシング男子(金)中井飛馬選手
- 総合馬術 団体(銀)個人(銅)大岩義明選手
- 陸上 女子やり投(銅)武本紗栄選手
- 陸上 女子やり投(銀)北口榛花選手
- 射撃 男子10mエアピストル団体(銀)インドネシア代表
- eスポーツ ポケモンユナイト(金)佐藤博希選手
9月27日の取材
- eスポーツ 対戦格闘団体戦(銀)樋口孝治郎選手・中山大地選手・澤田彰仁選手/ぷよぷよ(銅)タナラック選手・タイ
- バスケットボール女子(銀)常田亜美選手
- カヌー 混合カヤックペア500m(銅)井上暉央選手・福田りん選手
- フェンシング女子フルーレ団体(金)辻すみれ選手
- BMXフリースタイル男子パーク(金)中村輪夢選手
9月26日の取材
- バスケットボール3×3女子(金)堀内桜花選手・山本遥香選手
- 体操女子団体(銀)岸里奈選手・中村遥香選手
- フェンシング男子フルーレ 個人・団体(金)飯村一輝選手
- 陸上 女子七種競技(金)田中友梨選手
- 武術太極拳(銀)孫家閎選手・チャイニーズタイペイ
よくある質問(FAQ)
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仲里優力選手はどんな選手ですか?
沖縄県宜野湾市出身の26歳のレスリング選手で、読み方は「なかざと・ゆうり」です。北部農林高校、日本体育大学を経て、佐賀市の松尾建設に所属しています。2026年の愛知・名古屋アジア大会の男子グレコローマン97kg級で金メダルを獲得しました。
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アジア大会のレスリング 男子グレコローマン97kg級の結果は?
2026年10月1日に名古屋市稲永スポーツセンターで行われ、仲里優力選手が決勝でインドの選手に4-0で勝ち、金メダルを獲得しました。アジア大会の男子グレコローマンで、日本の選手が90kg級以上の階級で金メダルを獲得したのは、1986年のソウル大会以来40年ぶりです。
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このインタビューはどこで行われましたか?
2026年10月2日、久屋大通公園のONE ASIA WORLDで開かれたメダリストセレブレーションのステージ後、メディア向けの囲み取材で行いました。
取材情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 取材日 | 2026年10月2日(金)18:15ごろの登壇後 |
| 競技・種目 | レスリング 男子グレコローマン97kg級 |
| 結果 | 金メダル |
| 取材した選手 | 仲里優力選手 |
| 会場 | ONE ASIA WORLD(久屋大通公園)メダリストセレブレーション |
| 地図 | Googleマップで見る |
| 取材 | しゃちほこニュース |
※掲載情報は2026年10月2日時点のものです。選手のコメントは会場での囲み取材をもとに、読みやすいように一部を整えています。競技結果は大会公式サイト、JOC、各競技団体の発表などを参照しました。